ミズタガラシ(水田芥子、学名: Cardamine lyrata)は湿地または水中に生えるアブラナ科多年草で、日本関東以西)を含む東アジア一帯に自生する[1]。また、アクアリウムで観賞用に栽培され、学名のカルダミネ・リラタで通る

ミズタガラシ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
: フウチョウソウ目 Capparales
: アブラナ科 Brassicaceae
: タネツケバナ属 Cardamine
: ミズタガラシ C. lyrata
学名
Cardamine lyrata
Bunge
和名
水田芥子

は太く稜があり、1本の高さ数十cmの直立茎と基部から出る匍匐茎がある。は奇数羽状複葉で互生し、頂小葉は大きく側小葉は小さい。匍匐茎では円形の頂小葉だけのこともある。は直立茎の先に総状花序をなし、水中に生育する場合は水上に抽出する。直径1cm程度の白い十字花で、初夏に開花し、花後直立茎は倒れる。果実は秋に熟し、細長い莢状で翼のある種子を含む。

日本では和名の通り水田用水路などに生育する。

タガラシ(キンポウゲ科、田枯らしの意味といわれる)とは直接関係ない。

脚注 編集

  1. ^ 久志博信『「山野草の名前」1000がよくわかる図鑑』主婦と生活社、2010年、19ページ、ISBN 978-4-391-13849-8

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • いがりまさし. “ミズタガラシ”. 植物図鑑・撮れたてドットコム. 2011年4月26日閲覧。