ミドリツバメ(緑燕、学名:Tachycineta bicolor )は、スズメ目ツバメ科に分類される鳥類の一種。

ミドリツバメ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ツバメ科 Hirundinidae
: Tachycineta
: ミドリツバメ T. bicolor
学名
Tachycineta bicolor
Vieillot, 1808
和名
ミドリツバメ
英名
Tree Swallow

分布 編集

アラスカから北アメリカ北部で広く繁殖し、冬期はメキシコ中央アメリカ西インド諸島などに渡って越冬する。まれに西ヨーロッパまではぐれてしまうこともある。

日本では、1962年北海道襟裳岬で灯台に衝突して死亡した個体1羽の採集記録がある迷鳥[1] [2]

形態 編集

体長は約13.5cm、体重は約20g。くちばしは小さい。ミドリツバメの成鳥は背面がツヤのある青緑色で腹部は白色である。尾はとても細く分かれている。

生態 編集

水辺の森に生息し、枯れ木の樹洞等に営巣する。渡りの時期には大きな群れを作り、平地でも普通に観察されるという。鳴き声は「クウィー」「ク、ク、ク」など。

脚注 編集

  1. ^ 内田康夫、「古い記録 新しい記録」『鳥学ニュース』39号、1991年、1-2頁
  2. ^ 日本鳥学会(目録編集委員会) 編集,『日本鳥類目録 改訂第7版』、日本鳥学会、2012年、ISBN 978-4-930975-00-3