モスボロー

イギリスの競走馬、種牡馬

モスボロー (Mossborough) はイギリス競走馬種牡馬。現代競馬に多大な影響を与えた第17代ダービー伯爵の生産馬で、競走馬としては活躍できなかったものの、種牡馬となってからは優秀な成績を残した。

モスボロー
品種 サラブレッド
性別
毛色 栗毛
生誕 1947年
死没 1971年
Nearco
All Moonshine
生国 イギリスの旗 イギリス
生産者 Lord Derby
競走成績
生涯成績 17戦5勝
獲得賞金 4,604ポンド
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概要 編集

おもな勝ち鞍はチャーチルステークスやオータムカップなど。ほかにエクリプスステークスプリンスオブウェールズステークスの2着があるが、決して一流と呼べる戦跡ではなかった。

しかし種牡馬入りすると、凱旋門賞などを勝ったBallymossなどを輩出し、1950年代から1960年代にかけて父系が繁栄、1958年にはイギリス・アイルランドのリーディングサイアーに輝き、モスボロー系を築き上げる活躍をした。ただそのあとが続かず、現在では父系がほとんど消滅している。

代表産駒 編集

※当時グループ制なし

ほか多数

血統表 編集

モスボロー血統ネアルコ系 / Chaucer 4×3=18.75%、St.Simon 5×5×5×4=15.63%、Cyllene 5×5=6.25%) (血統表の出典)

Nearco
1935年
父の父
Pharos
1920年
Phalaris Polymelus
Bromus
Scapa Flow Chaucer
Anchora
父の母
Nogara
1928年
Havresac Rabelais
Hors Concours
Catnip Spearmint
Sibola

All Moonshine
1941
Bobsleigh
1932
Gainsborough Bayardo
Rosedrop
Toboggan Hurry On
Glacier
母の母
Selene
1919
Chaucer St. Simon
Canterbury Pilgrim
Serenissima Minoru
Gondolette F-No.6-e

祖母Seleneハイペリオンの母。第17代ダービー伯爵が固執した「フィッツラックの18.75%理論」は本馬にも反映されており、本馬はChaucerの奇跡の血量を持つ。ただし、血統表中で最大の血量を占めているのはChaucerではなくその父St. Simonで、その最終世代から40年以上経過しているにもかかわらず、St. Simon成分は20.7%を超えている。

外部リンク 編集