ヤコブ・ファン・デル・ウルフト

ヤコブ・ファン・デル・ウルフト(Jacob van der Ulft、1621年3月 - 1689年11月18日)は、オランダの画家、ステンドグラス画家、版画家である。建物や都市の景観を描いた作品で知られている[1]

ヤコブ・ファン・デル・ウルフト
Jacob van der Ulft
少年が持つファン・デル・ウルフトの肖像画
誕生日 1621年3月
出生地 ホルクム
死没年 1689年11月18日
死没地 ノールトウェイク(Noordwijk)
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略歴 編集

18世紀初めにアルノルト・ホウブラーケンが出版した伝記によれば、現在のオランダ、南ホラント州ホルクムでホルクムの市長の息子に生まれた[2]。1843年にHelena Willemsdr. de Wijnという女性と結婚した。ステンドグラス画家や建築の仕事をし、その分野で優れた技量を見せた[3]。 1652年から1683年のにかけて、ホルクムで働き、ステンドグラスの制作や建物の装飾画を描いた。1660年から1679年まで、父親の後をついでホルクムの市長を務めたが、1679年に汚職の告発を受け、しばらくデン・ハーグへ逃亡していた。1683年にノールトウェイク(Noordwijk)に移り、1689年にそこで亡くなった。

画家としてはオランダで人気があった遺跡や古い建物が描かれた「イタリア風の風景画」も多く描いたが[1]、イタリアを訪れたことはなく、先人の版画などにもとづいて描かれたとされている[2]

作品 編集

参考文献 編集

  1. ^ a b Jacob van der Ulft in the RKD
  2. ^ a b Jacob van der Ulft biography in De groote schouburgh der Nederlantsche konstschilders en schilderessen (1718) by Arnold Houbraken, courtesy of the Digital library for Dutch literature
  3. ^ Jacob van der Ulft bij Dordrechtsmuseum.nl