ヤツデグワ(学名:Cecropia peltata)は、イラクサ目・イラクサ科に分類される常緑高木の一種。

ヤツデグワ
分類
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: バラ目 Rosales
: イラクサ科 Urticaceae
: セクロピア属 Cecropia
: ヤツデグワ C. peltata
学名
Cecropia peltata
L.
英名
pumpwood
trumper tree

分布 編集

中央アメリカ南アメリカを原産地とする[1]

西アフリカ、仏領ポリネシアニューカレドニア外来種として定着している[2]

特徴 編集

15-20mほどの高さまで生育する。葉は直径30-75cmと大きく、7-11裂する。雌雄異株。

鳥が果実を食べることで、種子を分散させる[2]

外来種として定着している地域では、在来種の植物を脅かしており、世界の侵略的外来種ワースト100にも選定されている[1]。日本では観賞用に栽培されているが、野生化はしておらず、外来生物法でも要注意外来生物の指定にとどまっている[1]

参考文献 編集

  1. ^ a b c 多紀保彦(監修) 財団法人自然環境研究センター(編著)『決定版 日本の外来生物』平凡社、2008年4月21日。ISBN 978-4-582-54241-7 p.258
  2. ^ a b ヤツデクワ 国立環境研究所 侵入生物DB