ヤルヴェンパー

フィンランドの都市

ヤルヴェンパーフィンランド語: Järvenpää [ˈjærʋemˌpæː]スウェーデン語: Träskända)は、フィンランド基礎自治体のひとつである。ウーシマー県ヘルシンキ郡に属する。

ヤルヴェンパー
Järvenpää
ヤルヴェンパーの市章
市章
位置
の位置図
座標 : 北緯60度28分20秒 東経25度05分20秒 / 北緯60.47222度 東経25.08889度 / 60.47222; 25.08889
歴史
設立 1951年
行政
 フィンランド
 県 ウーシマー県
 郡 ヘルシンキ郡
 市 ヤルヴェンパー
地理
面積  
  市域 39.93 km2
    陸上   37.55 km2
人口
人口 (2021年12月31日現在)
  市域 45,237人
公式ウェブサイト : https://www.jarvenpaa.fi/

歴史 編集

1951年トゥースラから分離独立した。独立後は商業都市として発展を続け、1967年には市となった。

地理 編集

ヤルヴェンパーはヘルシンキリーヒマキを結ぶ鉄道が通り、ヘルシンキからは北に37kmの位置にある。隣接している都市はトゥースラ、シポーマンツァラケラヴァは近隣ではあるが、間にトゥースラがあり隣接はしていない。

交通 編集

鉄道が市の中心部を通る。中心駅であるヤルヴェンパー駅の他にキュロラ駅サウナカッリオ駅ハーラヨキ駅プロラ駅が市内に存在する。列車はヤルヴェンパー駅には1時間2本、その他の駅には1時間1本程度停車する。ヘルシンキ中心部へは鉄道・道路のどちらを使っても30分ほどで到着する。ヘルシンキ・ヴァンター空港へは20分程度。

文化 編集

ジャン・シベリウス邸「アイノラ」が市中心部から南2kmに現存している。シベリウスは1904年にこの地に移り住み、1957年に死ぬまでここに住み続けた。アイノラは夏期にシベリウス・ミュージアムとして一般客に開放されている。

建築家アルヴァ・アールトが設計した、作曲家ヨーナス・コッコネンの自邸〈コッコネン邸フィンランド語版〉がヤルヴェンパーのトゥースラ湖のそばにある[1][2]

イベント 編集

イベントホール「ヤルヴェンパー・タロ」があり、年中コンサートや映画、アートイベントなどが開かれている。また音楽イベント「プイストブルエス」(ブルース週間)が毎年開かれ、市中心部のブルース・ストリートではこの期間、コンサートや道ばたのセッションなどで盛り上がる。

姉妹都市 編集

 
ヤルヴェンパー駅
 
アイノラ

参照 編集

脚注 編集

  1. ^ アルバー・アールト設計のコッコネン自邸 (ヤルベンパー市)”. 東リ. 2018年7月1日閲覧。
  2. ^ 小泉隆『北欧の建築 エレメント&ディテール』学芸出版社、2017年、221頁。ISBN 978-4-7615-3232-1 

外部リンク 編集