ユリズイセン科(ユリズイセンか)もしくはアルストロメリア科 (アルストロメリアか、学名Alstroemeriaceae) は、APG植物分類体系またはダールグレン体系における単子葉植物であり、いずれの体系でもユリ目に属す。他の分類体系ではユリ科、もしくはヒガンバナ科に含まれる。3-4があり、200ほどが知られる。科名は「分類学の父」と呼ばれるカール・フォン・リンネの友人だったクラース・アルストレーマー男爵 (Clas Alströmer 1736 - 1794) に因んだものである。

ユリズイセン科
Alstroemeria saturne
分類(APG植物分類体系)
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperm
階級なし : 単子葉類 Monocots
: ユリ目 Liliales
: ユリズイセン科 Alstroemeriaceae
学名
Alstroemeriaceae Dumort. (1829)
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分布、形態 編集

分布は中南米。塊茎地下茎を持つものが多く、ほとんどが多年生である。ユリズイセンの仲間は花が美しいものが多く、園芸植物として改良が進んでいる。花は内花被片3枚と外花被片3枚(融合する場合としない場合あり)、雄蕊は内側3本と外側3本、雌蕊は3本の心皮が融合して1本に見え、子房下位である。

分類 編集

レオントキール属はボマレア属に含め、Schickendantzia属はアルストロメリア属Schickendantziella属に分割することもある。


またAPG植物分類体系第3版(2009年)において、APG植物分類体系第2版(2003年)までは近縁だが別であったルズリアガ科(Luzuriagaceae)がユリズイセン科に併合された。

外部リンク 編集