ユルゲン・シュトラウプ

旧東ドイツの陸上競技選手 (1953-)

ユルゲン・シュトラウプ(Jürgen Straub、1953年11月3日 - )は、旧東ドイツの陸上競技選手。1980年モスクワオリンピックの銀メダリストである。テューリンゲン州ヒルトブルクハウゼン郡出身。

獲得メダル

ユルゲン・シュトラウプ
東ドイツの旗 東ドイツ
陸上競技
オリンピック
1980 モスクワ 男子 1500m

経歴 編集

シュトラウプは、1970年代から1980年頃にかけて活躍した男子中距離選手である。

シュトラウプは、1980年モスクワオリンピックの1500mに出場。この種目は、イギリスセバスチャン・コースティーブ・オベットの2人の対決に注目が集まっていた。レースは2人の動きを伺いながら誰も先頭に出ようとしなかった。しかし、シュトラウプはこの雰囲気を察知、800mを過ぎ積極的に前に出て先頭を引っ張った。残り100mとなったところで、コーに追い抜かれたものの、食い下がるオベットを振り切って、2人に割り込む形で銀メダルを獲得した。

シュトラウプは、モスクワオリンピックの後現役を引退。彼が所属していたスポーツクラブのトレーナーとなった。しかし、東ドイツの崩壊に伴い失業してしまい。スポーツ製品の工場、保険会社での職に従事した。

自己ベスト 編集

  • 1500m - 3分33秒68 (1980年)

主な実績 編集

大会 場所 種目 結果 記録
1977 ヨーロッパ室内陸上選手権 サン・セバスティアン(スペイン) 1500m 1位 3分46秒5
1977 IAAFワールドカップ デュッセルドルフ(西ドイツ) 1500m 3位 3分37秒5
1978 ヨーロッパ室内陸上選手権 ミラノ(イタリア) 1500m 3位 3分40秒2
1978 ヨーロッパ陸上選手権 プラハ(チェコスロバキア) 1500m 7位 3分38秒9
1979 IAAFワールドカップ モントリオール(カナダ) 1500m 3位 3分46秒30
1980 オリンピック モスクワ(ソビエト連邦) 1500m 2位 3分38秒80

外部リンク 編集