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ライアン・ヘルズリー

アメリカの野球選手 (1994 - )

ライアン・ダルトン・ヘルズリー（Ryan Dalton Helsley, 1994年7月18日 - ）は、アメリカ合衆国オクラホマ州チェロキー郡ターレカ（英語版）出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのセントルイス・カージナルス所属。

ライアン・ヘルズリー
Ryan Helsley
セントルイス・カージナルス #56
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オクラホマ州チェロキー郡ターレカ（英語版）
生年月日 (1994-07-18) 1994年7月18日（29歳）
身長
体重		 6' 1" ＝約185.4 cm
195 lb ＝約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2015年 MLBドラフト5巡目
初出場 2019年4月16日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
この表について

アメリカ先住民であるチェロキー族をルーツに持つ[1]。

経歴 編集

2015年のMLBドラフト5巡目（全体161位）でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ジョンソンシティ・カージナルス（英語版）でプロデビュー。11試合（先発9試合）に登板して1勝1敗、防御率2.01、35奪三振を記録した。

2016年はA級ピオリア・チーフスでプレーし、17試合に先発登板して10勝2敗、防御率1.61、109奪三振を記録した。

2017年はA+級パームビーチ・カージナルス（英語版）、AA級スプリングフィールド・カージナルス、AAA級メンフィス・レッドバーズでプレーし、3球団合計で24試合（先発23試合）に登板して11勝3敗、防御率2.72、137奪三振を記録した。

2018年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・カージナルス、AA級スプリングフィールド、AAA級メンフィスでプレーし、3球団合計で13試合に先発登板して5勝3敗、防御率3.97、82奪三振を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。

2019年は開幕をAAA級メンフィスで迎えた。4月16日にメジャー初昇格を果たした[3]。同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは24試合に登板して2勝0敗、防御率2.95、32奪三振を記録した。

2022年オフの11月16日に全米野球記者協会（BBWAA）から5位票が1の計1ポイントでサイ・ヤング賞12位となった[5]。12月5日にはセカンドチームの中継ぎ投手の1人として自身初となるオールMLBチームに選出された[6]。

選手としての特徴 編集

投球データ 2022年[7]
球種 割合 平均球速 最高球速
% mph km/h mph km/h
フォーシーム 57.0 99.6 160.3 104.2 167.7
スライダー 32.1 89.1 143.4
カーブ 10.3 80.7 129.9
チェンジアップ 0.6 89.7 144.4

最速104.2mph[8]（約167.7km/h）を誇る典型的なパワーピッチャーで、オーバースローから投げ込む速球とスライダーの威力はピカイチ。闘争心旺盛なブルドッグ・メンタリティで、細かい制球にこだわらず、ストライクゾーンにどんどん投げ込んでくるタイプである[9]。

詳細情報 編集

年度別投手成績 編集

年

度		 球

団		 登

板		 先

発		 完

投		 完

封		 無
四
球		 勝

利		 敗

戦		 セ
丨
ブ		 ホ
丨
ル
ド		 勝

率		 打

者		 投
球
回		 被
安
打		 被
本
塁
打		 与
四
球		 敬

遠		 与
死
球		 奪
三
振		 暴

投		 ボ
丨
ク		 失

点		 自
責
点		 防
御
率		 W
H
I
P
2019 STL 24 0 0 0 0 2 0 0 1 1.000 153 36.2 34 5 12 2 0 32 2 1 13 12 2.95 1.29
2020 12 0 0 0 0 1 1 1 2 .500 52 12.0 8 3 8 1 1 10 0 0 8 7 5.25 1.33
2021 51 0 0 0 0 6 4 1 10 .600 206 47.1 40 4 27 2 0 47 7 0 24 24 4.56 1.42
2022 54 0 0 0 0 9 1 19 7 .900 239 64.2 28 6 20 1 0 94 1 0 11 9 1.25 0.74
2023 33 0 0 0 0 3 4 14 2 .429 146 36.2 22 1 17 1 1 52 3 1 11 10 2.45 1.06
MLB：5年 174 0 0 0 0 21 10 35 22 .677 796 197.1 132 19 84 7 2 235 13 2 67 62 2.83 1.09
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績 編集

年
度		 球
団		 投手（P）
試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率
2019 STL 24 0 3 0 0 1.000
2020 12 0 0 0 0 ----
2021 51 3 8 0 0 1.000
2022 54 7 2 0 1 1.000
2023 33 2 3 0 0 1.000
MLB 174 12 16 0 1 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

表彰 編集

背番号 編集

  • 56（2019年 - ）

脚注 編集

  1. ^ 「セントルイス・カーディナルス」『2020MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 109頁
  2. ^ “Cardinals add four players to 40-man roster” (英語). MLB.com (2018年11月20日). 2020年5月22日閲覧。
  3. ^ Jeff Todd (2019年4月16日). “Cardinals Place Tyler O’Neill, Mike Mayers On 10-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年5月22日閲覧。
  4. ^ “St. Louis Cardinals at Milwaukee Brewers Box Score, April 16, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2020年5月22日閲覧。
  5. ^ “Marlins’ Sandy Alcantara rolls to unanimous victory in Cy Young race” (英語). BBWAA – Baseball Writers' Association of America (2022年11月16日). 2022年11月17日閲覧。
  6. ^ Paul Casella (2022年12月5日). “Here is the star-studded 2022 All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月6日閲覧。
  7. ^ “Ryan Helsley Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年10月8日閲覧。
  8. ^ 2022年に計測
  9. ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2020』廣済堂出版、2020年、338頁頁。ISBN 978-4-331-52282-0。 
  10. ^ “All-MLB Team” (英語). MLB.com. 2022年12月7日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集

 

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