ライフルマン(原題The Rifleman)は、アメリカのテレビ西部劇。モノクロでフォスター・プロ(Four Star Television)が製作。チャック・コナーズが主演。

ルーカス・マケイン(チャック・コナーズ)

概要 編集

 
ルーカスとマーク(1960年)

1880年代のニューメキシコ州ノースフォークにある小さな農場を経営するルーカス・マケイン(チャック・コナーズ)と息子のマーク(ジョニー・クロフォード)が主人公。1人息子のマークを育てる父親のルーカスは、妻に先立たれた男だが、無類のライフル銃の名人である。彼が無法者の悪や暴力と闘いつつ真摯に生きていく姿を強い父子の絆とともに描いている。番組冒頭のライフル連射のタイトルから、愛用のライフル銃をまるで拳銃のようにクルクル回して連続射撃の腕を見せる場面は、多くの西部劇ファンを魅了した。

放送 編集

1958年9月30日から1963年4月8日まで米ABCで全168話が放送され、日本では1960年11月30日から1963年12月4日まで、TBS[1]系列で毎週水曜19時30分 - 20時00分に156話放送された。

キャスト 編集

主題歌 編集

アメリカでの放送時は主題歌はなかったが、日本では独自の主題歌が作られた[2]

エピソード 編集

 
チャック・コナーズと実の息子ジェフリー(1959年)
 
ライフルマンに出演したサミー・デービス・ジュニア(左)(1962年)

脚注 編集

  1. ^ 当初はラジオ東京テレビ=KRTであったという説もあるが、正確には初回放送の前日11月29日に局名がKRTラジオ東京テレビからTBS東京放送に変更している。
  2. ^ 「テレビは主題歌でいっぱい」『朝日新聞』1963年2月17日付東京朝刊、21面。
  3. ^ ジョン・フォード監督の「バファロー大隊」(1960年)では無実で裁判の被告となる兵隊役を演じ、同じ年には「スパルタカス」でカーク・ダグラスと闘う剣闘士役を演じ、1962年には同じフォード監督の「リバティ・バランスを射った男」にも出演するなど、黒人俳優で最初に頭角を表した俳優として有名である。
  4. ^ 1963年に「野のユリ」で黒人俳優として初のアカデミー賞主演男優賞を受賞した。
  5. ^ 彼がかつてプレイしたブルックリン・ドジャースの選手、デューク・スナイダーが、ある回でギャングを演じたことがあった。スナイダーとコナーズは、1949年にともにドジャースでプレイしたが、スナイダーはそのシーズン149試合に出場し、一方28歳のルーキーだったコナーズは、わずかに1試合出場しただけでシカゴ・カブスに移籍した。またコナーズの後にロサンゼルス・ドジャースに入った投手のドン・ドライスデールや、高名なアメフトコーチのシド・ギルマンも出演したことがある。
  6. ^ ハンク秋山の西部劇と懐かしのカントリー&ウエスタン 西部劇-2-(ライフルマン)2008年1月13日
TBS系列 水曜19時台後半
サンスターシオノギ一社提供
前番組 番組名 次番組
ライフルマン

外部リンク 編集