ラウマ級ミサイル艇(Rauma klass missile boat)は、フィンランド海軍ミサイル艇。1990年から1992年に4隻建造された。

ラウマ級ミサイル艇
ポルヴォー
艦級概観
艦種 ミサイル艇
就役開始 1990年
前級 ヘルシンキ級ミサイル艇
次級 ハミナ級ミサイル艇
性能諸元
排水量 満載 248t
全長 48.0m
全幅 8.0m
吃水 1.5m
機関 MTU 16V 538 TB93ディーゼルエンジン(3,300 kW) 2基
Riva Calzoni IRC 115ウォータージェット 2基
最大速力 30kt
航続距離
乗員 19名
兵装 40mm機関砲 1基
SAKO23mm/87対空機関砲 1基
RBS15SSM単装発射筒 6基
サドラル艦対空ミサイル発射機 1基
エルマ対潜迫撃砲
同型艇 4隻

概要 編集

前級のヘルシンキ級ミサイル艇同様、対艦ミサイルによる対艦戦だけではなく、ソナーを備え対潜水艦戦など多用途に使用できるように考慮されている。沿岸部の都市名が付けられている。

船体はヘルシンキ級と同じく軽合金製だが、艦橋が丸みが付いた形から多面体、57mm砲から40mm機銃、23mm連装機銃が艦橋後部から船体後部の構造物上に、対艦ミサイル発射筒が連装から単装、船型が細長くなっている、ウォータージェット推進などの違いがある。

同型艇 編集

  • 70 ラウマ(Rauma) 1990年就役
  • 71 ラーヘ(Raahen) 1991年就役
  • 72 ポルヴォー(Porvoo) 1992年就役
  • 73 ナーンタリ(Naantali) 1992年就役

関連項目 編集