ラファイエット (フリゲート)

ラ・ファイエットフランス語La Fayette, F 710)は、フランス海軍ラファイエット級フリゲート1番艦。艦名はアメリカ独立戦争に従軍し、その他にもフランス革命フランス7月革命で重要な役割を果たした、フランスの軍人・政治家のラファイエットに由来する。

ラ・ファイエット
基本情報
建造所 DCNロリアン工廠
運用者  フランス海軍
艦種 フリゲート
級名 ラファイエット級フリゲート
艦歴
起工 1990年12月15日
進水 1992年6月13日
就役 1996年3月22日
要目
排水量 基準 3,200t
満載 3,600t
全長 125.0m
最大幅 15.4m
吃水 4.8m
機関 CODAD方式、2軸推進
SEMT ピルスティクPA 6 V 280 STCディーゼルエンジン × 4基(21,000HP
ディーゼル発電機 × 3基(2,250kW
速力 最大速 25kt
航続距離 巡航15ktで7,000海里
乗員 152名
兵装 Mle68 TR 100mm単装砲 × 1基
F2 20mm単装機関砲 × 2基
エグゾセMM40 Block3SSM4装発射機 × 2基
アスター15短SAMシルヴァーVLS16セル
搭載機 AS 565 パンテルまたはNH90 × 1機
C4ISTAR SENIT 7戦術情報処理装置 + リンク11
SEAO/OPSMER指揮支援システム
シラキューズ2衛星通信システム
インマルサット衛星通信システム
レーダー DRBN-34航海/着艦 × 2基
DRBV-15C対空対水上
CN2射撃 × 1基
電子戦
対抗手段
ARBG-2 MAIGRET妨害装置 × 1基
ARBR-21レーダー妨害装置
Mk2デコイ発射機 × 2基
AN/SLQ-25対魚雷曳航デコイ × 1基
プレーリー=マスカー音響低減システム × 1基
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艦歴 編集

「ラ・ファイエット」は、DCNロリアン工廠で建造され1990年12月15日に起工、1992年6月13日に進水、1996年3月22日に就役した。建造はシェルブール工廠でコンポーネント別に製造されロリアン工廠で組み立てられた。

1995年10月21日サン=ディエ=デ=ヴォージュと命名都市の関係を結ぶ。「ラ・ファイエット」はトゥーロンに配備され海外領土経済水域の警備の他に、空母戦闘群の支援や特殊作戦および人道援助任務を担当し海洋における諸任務に当たる。

1998年10月にはペルシャ湾にて多国間合同のKhunjar Hadd 99演習に参加。1999年春にはインド洋諸国および東南アジアを訪問する。

2002年9月にヘラクレス作戦が発動し第473任務部隊に参加、インド洋に赴く。2004年11月にはコートジボワールの情勢悪化によりリコルヌ作戦が発動し自国民救出のため同国海域に派遣された。2005年8月に不朽の自由作戦のため再びインド洋に派遣される。2006年にもインド洋に展開する。2007年にはアメリカ合衆国にて挙行されたラファイエット侯爵生誕250年記念式典に参加する。2006年8月にはレバノン侵攻の勃発に伴い自国民救出のために「L9013 ミストラル」、「L9012 シロッコ」、「D643 ジャン・ド・ヴィエンヌ」、「D615 ジャン・バール」で部隊を編成しレバノンに派遣される。2008年5月にも海上阻止行動のためレバノン沖に派遣される。

2009年11月時点においてソマリア沖の海賊対策であるアタランタ作戦欧州連合海上部隊に参加しアデン湾に展開している。

雑記 編集

1995年に公開された映画007 ゴールデンアイに登場した。

関連項目 編集

外部リンク 編集