リバティーベルIIIは、ユニバーサル販売系列が2-2号機として発売したパチスロ機。0号機として発売された同社のパチスロ機リバティーベルに由来する。通称、リバベル。兄弟機のリバティーベルIVセンチュリー21についてもこの記事で扱う。

概要 編集

2号機における「リバティーベル」シリーズは、3種類のバリエーションが発売された。

  • センチュリー21(瑞穂製作所)
  • リバティーベルIII(メーシー販売)
  • リバティーベルIV(ユニバーサル販売)

以上の3機種であるが、当時エーアイから発売された「ロックンロール」もほぼ同じ内容(同じセット打法で攻略できた)であった。この特殊なボーナス抽選システムやリール制御は、「メーカーの仕込みネタである」と噂されていたが、後発の「コンチネンタルシリーズ」疑惑で限りなく黒に近いものとされた。この無理な抽選システムが機種の寿命を縮め、コンチネンタルでも同じ失敗をすることになる。

現在のアルゼの機種の基本形ともいえる、大きな洗練されたデザインの「7」の絵柄、テンパイ音等の特徴的なアイデアが存在した。また、ボーナス絵柄が「7・7・7」でビッグボーナス、「7・7・ピエロ」でレギュラーボーナスと、右リールを停止するまでどちらか分からないというアイデアもこのシリーズから。これらの「大きな絵柄」、「テンパイ音」、「BR共通のテンパイ形」は後のコンチネンタルにおいて「BAR・BAR・7」でビッグボーナスという発想など、ゲーム性を引き継いでいる。

リーチ目 編集

リーチ目は左リールが「7」で停止し、15枚小役の絵柄を中リールにて否定する形の「7」テンパイというもので、中段テンパイ、右上がりテンパイは2確リーチ目である。

参考文献 編集

  • 『パチスロ・サウンド・コレクション』(キングレコード、1992年1月16日、KICA-1052)
  • 『ビッグ一撃!パチスロ大攻略2ユニバーサル・コレクション』(アスク講談社、1995年7月21日、スーパーファミコン用ゲームソフト)
  • 『ビッグ一撃!パチスロ大攻略 ユニバーサル・ミュージアム』(アスク講談社、1996年6月14日、セガサターン用ゲームソフト)