クアトロ・デ・フェベレイロ空港

アンゴラの空港
ルアンダ国際空港から転送)

クアトロ・デ・フェベレイロ空港(クアトロ・デ・フェベレイロくうこう、: Aeroporto Internacional 4 de Fevereiro)もしくはルアンダ国際空港はアンゴラ共和国の首都ルアンダにある国際空港TAAGアンゴラ航空が拠点としている。クアトロ・デ・フェベレイロ空港の翻訳は「2月4日空港」であるが 空港名の由来はアンゴラ独立戦争の始まった日が1961年2月4日であった事に因んでいる。

クアトロ・デ・フェベレイロ空港
Aeroporto Internacional 4 de Fevereiro
Quatro de Fevereiro Airport
IATA: LAD - ICAO: FNLU
概要
国・地域 アンゴラの旗 アンゴラ共和国
所在地 ルアンダ
種類 軍民共用
運営者 アンゴラ共和国軍
拠点航空会社 TAAGアンゴラ航空
標高 74 m (234 ft)
座標 南緯8度51分30秒 東経13度13分52秒 / 南緯8.85833度 東経13.23111度 / -8.85833; 13.23111座標: 南緯8度51分30秒 東経13度13分52秒 / 南緯8.85833度 東経13.23111度 / -8.85833; 13.23111
地図
クアトロ・デ・フェベレイロ空港の位置
クアトロ・デ・フェベレイロ空港の位置
LAD/FNLU
クアトロ・デ・フェベレイロ空港の位置
滑走路
方向 長さ×幅 (m) 表面
05/23 3,716×45 アスファルト
07/25 2,600×60 アスファルト
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空港の一覧
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歴史 編集

同地での空港建設はアンゴラを植民地支配していたポルトガルによって1951年に開始され、1954年に完成、開港した。その時点でアントニオ・サラザールによるエスタド・ノヴォ体制で大統領を務めていたフランシスコ・クラヴェイロ・ロペスにちなんでクラヴェイロ・ロペス空港と名付けられた。当時は南アフリカ共和国で白人政権によるアパルトヘイト政策が続けられ、1960年代に次々と独立したブラックアフリカ諸国は南アフリカ航空機の領空通過を拒否していたため、アフリカ大陸西岸の迂回ルートを余儀なくされる南アフリカ航空にとってポルトガル領内の同空港はヨーロッパ方面への重要な寄港・給油地となっていた[1]

1975年に植民地戦争とポルトガル革命によってアンゴラが独立した後、翌1976年にアンゴラ政府は同空港の名称を旧植民地の支配者から独立戦争にちなんだ現行のものに変更した。

2023年11月10日に同空港に代わる空港としてドクター・アントニオ・アゴスティニョ・ネト国際空港が開港し、2024年に民間便が移転する予定である[2]

就航航空会社と就航都市 編集

国際線 編集

航空会社就航地
  TAAGアンゴラ航空 アフリカ : O・R・タンボ国際空港ヨハネスブルク)、ケープタウン国際空港ケープタウン)、ヌジリ国際空港キンシャサ)、 マプト国際空港マプト)、ムルタラ・モハンマド国際空港ラゴス)、ポワントノワール空港ポワントノワール)、サントメ国際空港サントメ)、ウィンドフック・ホセア・クタコ国際空港ウィントフック

ヨーロッパ : ポルテラ空港リスボン)、アドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港マドリード
南米 : グアルーリョス国際空港サンパウロ

  ASKY航空 ロメ空港ロメ
  エチオピア航空 ボレ国際空港アディスアベバ
  ロイヤル・エア・モロッコ ムハンマド5世国際空港カサブランカ
  エアリンク O・R・タンボ国際空港ヨハネスブルク
  エミレーツ航空 ドバイ国際空港ドバイ
  カタール航空 ドーハ国際空港ドーハ
  ターキッシュ エアラインズ アタテュルク国際空港イスタンブール)、リーブルヴィル国際空港リーブルヴィル
  エールフランス パリ=シャルル・ド・ゴール空港パリ
  ルフトハンザドイツ航空 フランクフルト空港フランクフルト
  TAPポルトガル航空 ポルテラ空港リスボン)、フランシスコ・サ・カルネイロ空港ポルト

国内線 編集

航空会社就航地
  TAAGアンゴラ航空 カビンダ空港カビンダ)、カタンベラ空港カタンベラ)、ノバ・リスボア空港ウアンボ)、ドゥンド空港ドゥンド)、クイト空港クイト)、ルバンゴ空港ルバンゴ)、ルエナ空港ルエナ)、メノングエ空港メノングエ)、ウェルウィッチア・ミラビリス国際空港英語版モサメデス)、オンジバ・ペレイラ空港オンジバ)、エンリケ・デ・カルバリョ空港サウリモ)、ソヨ空港ソヨ
  フライ・アンゴラ ドゥンド空港(ドゥンド)、カタンベラ空港(カタンベラ)、ルバンゴ空港(ルバンゴ)、エンリケ・デ・カルバリョ空港(サウリモ)、ソヨ空港(ソヨ)

利用客数 編集

  • 利用客は経済成長に伴って年々増加しており、2009年度は約180万人[3]を記録した。

脚注 編集