ルキナ[1] (146 Lucina) は、小惑星帯に位置する比較的大きくて暗い小惑星の一つ。C型小惑星に分類され、主として炭素化合物よりなる暗い表面を持つ。

ルキナ
146 Lucina
分類 小惑星
軌道の種類 小惑星帯
発見
発見日 1875年6月8日
発見者 A. ボレリー
軌道要素と性質
元期:2009年6月18日 (JD 2,455,000.5)
軌道長半径 (a) 2.718 AU
近日点距離 (q) 2.543 AU
遠日点距離 (Q) 2.893 AU
離心率 (e) 0.064
公転周期 (P) 4.48
軌道傾斜角 (i) 13.07
近日点引数 (ω) 143.92 度
昇交点黄経 (Ω) 84.17 度
平均近点角 (M) 349.54 度
物理的性質
直径 132.21 km
質量 2.4 ×1018 kg
平均密度 2.0 g/cm3
表面重力 0.0369 m/s2
脱出速度 0.0699 km/s
自転周期 18.557 時間
スペクトル分類 C / Ch
絶対等級 (H) 8.20
アルベド(反射能) 0.0531
表面温度 ~169 K
色指数 (B-V) 0.703
色指数 (U-B) 0.405
Template (ノート 解説) ■Project

1875年6月8日にフランス天文学者、アルフォンス・ルイ・ニコラ・ボレリーによりマルセイユで発見され、ローマ神話の誕生の女神ルキナにちなんで命名された。

1982年、1989年、2005年、2009年の少なくとも4度(うち3回目は日本、4回目は香港で)掩蔽が観測され、1982年の時に6km程度の小さな衛星の存在する可能性が指摘された。2003年には天文学的観測によって、衛星の存在についてのさらなる証拠が示された。

出典 編集

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