ルドルフ・トレヴィラーヌス

ドイツの植物学者

ルドルフ・トレヴィラーヌス(Ludolph Christian Treviranus、1779年9月10日 - 1864年5月6日)はドイツの植物学者である。植物の細胞構造に関する研究で知られる。動物の進化に関する先駆的な著作を残した動物学者、ゴットフリート・ラインホルト・トレヴィラーヌスの弟である。

Ludolph Christian Treviranus.

略歴 編集

ブレーメンで生まれた。イェーナ大学で医学を学んだ。植物学を、アウグスト・バッシュ(August Batsch)、に学び、フリードリヒ・シェリングヨハン・ゴットリープ・フィヒテの自然哲学の影響を受けた。1801年に学位を得て、医師として働いた後、1807年からブレーメンの高校の教授となった。

1812年にロストック大学の博物学と植物学の教授となり、大学の植物園長も務めた。1816年にハインリヒ・リンクの後任としてブレスラウ大学(現ヴロツワフ大学)の植物学の教授となった。1827年から学長も務めた[1]。1830年にネース・フォン・エーゼンベックの後任としてボン大学の教授を務めた。

初期には植物生理学や植物解剖学を研究し、有性生殖の研究や植物細胞の構造を研究した。

1820年にドイツ科学アカデミーレオポルディーナの会員に選ばれた[2]イワタバコ科の植物の属名、Treviranaに献名された。

著作 編集

  • Vom inwendigen Bau der Gewächse (1806)
  • Beiträge zur Pflanzenphysiologie (1811)
  • Von der Entwickelung des Embryo und seiner Umhüllungen im Pflanzenei (1815)
  • Physiologie der Gewächse (1835-38, 2 Bände)

参考文献 編集