Lullatone(ララトーン)は、名古屋市に拠点を持つバンドである。ショーン・ジェームス・シーモア (Shawn James Seymour)と、その妻である冨田 淑美(とみだ よしみ)の二人組で、おもちゃや鍵盤ハーモニカ、バスタブなど、様々な楽器を使った演奏で有名である。ジャンルは、エレクトロニカインディ・ポップに属す。

Lullatone
出身地 日本の旗 日本 愛知県名古屋市
ジャンル エレクトロニカ
インディー・ポップ
活動期間 2003年 - 現在
レーベル Audio Dregs
Childisc
公式サイト official web site
メンバー ショーン・ジェームス・シーモア
冨田淑美

概要・略歴 編集

ケンタッキー州ルイビル生まれのショーン・ジェームス・シーモアとその妻の冨田淑美によるユニットである。シーモアは、高校生であった1990年代後半に、キーボードカセットテープレコーダーを使った楽曲の創作を始めた。二人が出会ったのは、ルイビルにあるベラミン大学で、冨田は日本からの交換留学生であった。二人はすぐに恋人同士の関係となったが、冨田の旅券の期限が切れたために、シーモアは冨田とともに日本に渡ることを決断した。日本での生活で二人は小さなアパートの一室に住み、冨田が寝ている間に、シーモアは楽曲の制作を続けた(冨田に迷惑をかけないため)。シーモアが主につくったのは子守唄(ララバイ)であった。これらの曲は、レイモンド・スコットの1963年のレコードである『Soothing Sounds for Baby』の影響を受けている。

2003年のアルバム『Computer Recital』は、彼らがはじめて録音したアルバム作品であり、シーモアが演奏する安いサンプリングキーボードであるカシオのCasiotone SK-1 も使ったグロッケンシュピールや鍵盤ハーモニカ、リコーダーなど単純かつ小さな楽器の音色と、冨田のヴォーカルから構成された。このアルバムは Audio Dregs から発売され、すぐに喝采の声とともに迎えられた。また、音楽雑誌や、ピッチフォーク・メディアのような有力独立系批評サイトからも相当な注目を浴び、批評を受けた。

その後、『My Petit Melodies』を日本のレーベルのChildisc からリリース。その後もアルバムのリリースを続け、2007年には初のアメリカ合衆国ツアーを記念した『Tour EP』をリリース。2008年には、オーストラリアのRoom40傘下であるレーベル Someone good から『The Bedtime Beat』をリリースした。

シーモアと冨田は2005年に結婚している。シーモアは、中学校の教師をしつつ、音楽活動を続けており、CMやテレビ番組の音楽制作も行っている。また、二人は東海テレビの子ども向け番組『すくすくぽん!』でコーナー出演もしている。

メンバー 編集

  • ショーン・ジェームス・シーモア:キーボード、パーカッション、ボーカル、その他の楽器
  • 冨田淑美:ボーカル、パーカッション、その他の楽器

ディスコグラフィー 編集

アルバム 編集

  • Computer Recital(Audio Dregs、2003年)
  • My Petit Melodies(Childisc、2003年)
  • Little Songs about Raindrops(Audio Dregs、2004年)
  • Plays Pajama Pop Pour Vous(Audio Dregs、2006年)
  • The Bedtime Beat(Someone Good、2008年)
  • We Will Rock You to Sleep: An Introduction to(Audio Dregs、2009年)
  • Songs That Spin in Circles(Audio Dregs、2009年)
  • Soundtracks for Everyday Adventures(lulla-label、2010年)
  • While Winter Whispers(2014年)

EP 編集

  • Tour EP(2007年)
  • Summer Songs - EP(2013年)

ダウンロード配信 編集

  • Looping Lullabies(2010年)
  • Elevator Music(2011年)
  • Alarms & Ringers(2011年)

外部リンク 編集