ルー・マーソン

元プロ野球選手

ルー・グレン・マーソンLouis Glenn Marson, 1986年6月26日 - )アメリカ合衆国アリゾナ州スコッツデール出身の元プロ野球選手捕手)、野球指導者。右投右打。

ルー・マーソン
Lou Marson
インディアンズ時代(2012年6月30日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 アリゾナ州スコッツデール
生年月日 (1986-06-26) 1986年6月26日(37歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 捕手
プロ入り 2004年 MLBドラフト4巡目
初出場 2008年9月28日
最終出場 2013年4月24日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
五輪 2008年
オリンピック
男子 野球
2008 野球

来歴 編集

プロ入り前 編集

コロナド高等学校英語版ではアメリカンフットボールクォーターバックとしても活躍していたが、最終学年時に鎖骨を骨折し、野球に専念するようになる[1]

2004年ドラフト4巡目(全体122位)でフィラデルフィア・フィリーズに入団[2]

フィリーズ時代 編集

 
フィリーズ時代のマーソン (2009年)

2008年はAA級レディング・フィリーズ打率.314を記録。8月には北京オリンピック野球アメリカ合衆国代表として出場し、銅メダルを獲得した[3]。9月28日のシーズン最終戦(ワシントン・ナショナルズ戦)でメジャーデビューし、マルコ・エストラーダからメジャー初本塁打を放った[4]。オフには、「ベースボール・アメリカ」誌の有望株ランキングにおいて、ドモニク・ブラウンカルロス・カラスコに次いでチーム3位、マイナー全体では66位の評価を受けた[5]

2009年7月29日に、クリフ・リーベン・フランシスコとのトレードで、カルロス・カラスコ、ジェイソン・ドナルドジェイソン・ナップと共にクリーブランド・インディアンスへ移籍した[6]

インディアンス時代 編集

2010年以降はカルロス・サンタナに次ぐ2番手捕手として起用された。

2011年は79試合、2012年は70試合に出場したが、2013年は3試合の出場に終わり、12月2日にFAとなった。

インディアンス退団後 編集

2013年12月18日に古巣のフィリーズとマイナー契約を結び、2014年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[7]

2014年3月14日にフィリーズを自由契約となった[8]。5月8日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだが[9]、AA級ペンサコーラ・ブルーワフーズで7試合に出場するにとどまり、オフの11月4日にFAとなった[10]

2015年1月30日にレッズとマイナー契約で再契約した[9]。7月22日に自由契約となった[10]

2016年2月8日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結んだ[9]。この年限りで現役を引退した。

現役引退後 編集

2017年にエンゼルス傘下AAA級ソルトレイク・ビーズの打撃コーチに就任[11]2018年は傘下AA級モービル・ベイベアーズの監督を務め[12]2019年からはAAA級ソルトレイクの監督を務めている[11]

プレースタイル 編集

2011年終了時点での通算盗塁阻止率は40%に達しており[13]、守備には定評がある。一方で、打力には乏しく、正捕手獲得には至っていない。

年度別打撃成績 編集

















































O
P
S
2008 PHI 1 4 4 2 2 0 0 1 5 2 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .500 .500 1.250 1.750
2009 7 20 17 3 4 1 0 0 5 0 0 0 0 0 3 0 0 7 1 .235 .350 .294 .644
CLE 14 52 44 6 11 6 0 0 17 4 0 0 0 1 7 0 0 14 2 .250 .346 .386 .733
'09計 21 72 61 9 15 7 0 0 22 4 0 0 0 1 10 0 0 21 3 .246 .347 .361 .708
2010 87 294 262 29 51 15 0 3 75 22 8 1 2 1 26 0 3 55 7 .195 .274 .286 .560
2011 79 272 243 26 56 9 2 1 72 19 4 2 2 2 24 0 1 68 7 .230 .300 .296 .596
2012 70 235 195 27 44 8 2 0 56 13 4 2 2 1 36 0 1 44 10 .226 .348 .287 .635
2013 3 5 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 .000 .400 .000 .400
通算:6年 261 882 768 93 168 39 4 5 230 60 16 5 6 5 98 0 5 190 27 .219 .309 .299 .609

脚注 編集

  1. ^ Golebiewsk, David(2010-01-03). Lou Marson’s Window of Opportunity. Fangraphs Fantasy Baseball(英語). 2011年10月20日閲覧
  2. ^ Louis Marson Baseball Stats. The Baseball Cube(英語). 2011年10月20日閲覧
  3. ^ Zolecki, Todd (2008年7月16日). “Marson, Donald Headed to the Olympics”. Philadelphia Inquirer. 2009年4月11日閲覧。
  4. ^ Philadelphia Phillies 8, Washington Nationals 3”. Retrosheet, Inc. 2009年4月11日閲覧。
  5. ^ Top 100 Prospects: No. 61-80. Baseball America.com(英語). 2011年10月20日閲覧
  6. ^ Castrovince, Anthony(2009-07-29). Lee, Francisco traded to Phillies. indians.com(英語). 2011年10月3日閲覧
  7. ^ Phillies invite four additional players to Spring Training MLB.com
  8. ^ Aaron Gleeman (2014年3月14日). “Phillies release Lou Marson”. NBC Sports. 2014年3月15日閲覧。
  9. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2022年2月27日閲覧。
  10. ^ a b Lou Marson Stats & Scouting Report”. Baseball America. 2022年2月27日閲覧。
  11. ^ a b Bees Announce 2022 Coaching Staff”. MiLB.com (2022年2月25日). 2022年2月27日閲覧。
  12. ^ BayBears Announce 2018 Coaching Staff”. MiLB.com (2018年2月1日). 2022年2月27日閲覧。
  13. ^ Lou Marson Statistics and History. Baseball-Reference.com(英語). 2011年10月20日閲覧

関連項目 編集

外部リンク 編集