レイモンド・フェルトン

アメリカのバスケットボール選手 (1984 - )

レイモンド・フェルトンRaymond Bernard Felton, Jr. , 1984年6月26日 - )はアメリカ合衆国バスケットボール選手。サウスカロライナ州マリオン英語版出身。ポジションはポイントガード。185cm、90kg。

レイモンド・フェルトン
Raymond Felton
フリーエージェント
ポジション PG
基本情報
愛称 Ray
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1984-06-26) 1984年6月26日(39歳)
出身地 サウスカロライナ州マリオン英語版
身長 185cm (6 ft 1 in)
体重 90kg (198 lb)
ウィングスパン 194cm  (6 ft 5 in)[1]
キャリア情報
出身 ノースカロライナ大学
ドラフト 2005年 5位
選手経歴
2005-2010
2010-2011
2011
2011-2012
2012-2014
2014-2016
2016-2017
2017-2019
シャーロット・ボブキャッツ
ニューヨーク・ニックス
デンバー・ナゲッツ
ポートランド・トレイルブレイザーズ
ニューヨーク・ニックス
ダラス・マーベリックス
ロサンゼルス・クリッパーズ
オクラホマシティ・サンダー
受賞歴
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

経歴 編集

学生時代 編集

高校時代はサウスカロライナ州ラタ高校を2度の州チャンピオンに導き、高校通算2992得点スリーポイント成功数117回という州記録を達成した。マクドナルド・オール・アメリカンに選ばれたフェルトンは高校卒業後、ノースカロライナ大学(UNC)に進学。1年目となる2002-03シーズンから先発として起用され、3年目の04-05シーズンにはチームメイトのショーン・メイマーヴィン・ウィリアムスらを率いNCAAトーナメントを制覇。フェルトンはアトランティック・コースト・カンファレンスのファーストチームに選ばれた。

NBA時代 編集

2005年のNBAドラフトにエントリーしたフェルトンはシャーロット・ボブキャッツから1巡目5位指名を受けてNBA入りを果たす。この年のドラフトにはフェルトン他UNC出身選手5人がいずれも1巡目指名を受けた。創立2年目の新興チームではルーキーのフェルトンも1年目から重用され、ルーキーイヤーとなった05-06シーズンは54試合に先発出場し、11.9得点5.6アシストの成績でオールルーキーセカンドチームに選出された。

2年目の2006-07シーズンには14.0得点7.0アシストにまで成績を伸ばし、以後平均14得点7アシスト前後の安定した成績を出し続けているが、なかなかプレーオフに進出できないボブキャッツと共にやや伸び悩みが見られる。

2010年のオフ、FAを行使して2年1580万ドルでニューヨーク・ニックスに移籍する[2]。新天地ニックスにはその年アマーレ・スタウダマイアーが加入するなどしてフェルトンも先発ポイントガードとして期待された。フェルトンは2月までの54試合で1試合平均17.1得点、9アシストと期待通りの活躍をした。しかし2月にカーメロ・アンソニー絡みのトレードの影響でダニーロ・ガリナリらと共にデンバー・ナゲッツに移籍する[3]

新天地ナゲッツでは、ノースカロライナ大の後輩であるタイ・ローソンに先発ポイントガードの座を譲った結果、ナゲッツでの21試合は平均11.5得点、6.5アシストと成績は落ちた。それでもシーズン通しては1試合平均15.5得点、8.3アシストとフェルトンにとっては自己最高の成績となった。

2011年オフ、ルディ・フェルナンデスとのトレードでポートランド・トレイルブレイザーズに移籍する。

2012年オフ、トレードでニューヨーク・ニックスに移籍した[4]

2014年7月25日、ニューヨーク・ニックスからタイソン・チャンドラーと共にサミュエル・ダレンベアホセ・カルデロン他、6選手が絡むトレードでダラス・マーベリックスに移籍した[5]

その後、2016-17シーズンをロサンゼルス・クリッパーズで、2017-18シーズンはオクラホマシティ・サンダーでプレーしている。

個人成績 編集

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック   TO  平均ターンオーバー  PPG  平均得点
 太字  キャリアハイ  *  リーグリーダー  †  優勝シーズン

レギュラーシーズン 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2005–06 CHA 80 54 30.1 .391 .358 .725 3.3 5.6 1.3 .1 2.3 11.9
2006–07 78 75 36.3 .384 .330 .797 3.4 7.0 1.5 .1 2.9 14.0
2007–08 79 79 37.6 .413 .280 .800 3.0 7.4 1.2 .2 2.7 14.4
2008–09 82 81 37.6 .408 .285 .805 3.8 6.7 1.5 .4 2.8 14.2
2009–10 80 80 33.0 .459 .385 .763 3.6 5.6 1.5 .3 2.1 12.1
2010–11 NYK 54 54 38.4 .423 .328 .867 3.6 9.0 1.8 .2 3.3 17.1
DEN 21 0 31.6 .431 .459 .617 3.6 6.5 1.3 .0 2.1 11.5
2010-11計 75 54 36.5 .425 .353 .805 3.6 8.3 1.7 .1 2.9 15.5
2011–12 POR 60 56 31.8 .407 .305 .806 2.5 6.5 1.3 .2 2.8 11.4
2012–13 NYK 68 68 34.0 .427 .360 .789 2.9 5.5 1.4 .2 2.3 13.9
2013–14 65 65 31.0 .395 .318 .721 3.0 5.6 1.2 .4 2.0 9.7
2014–15 DAL 29 3 9.7 .406 .294 .800 .9 1.4 .4 .1 .6 3.7
2015–16 80 31 27.4 .406 .282 .847 3.2 3.6 .9 .2 1.5 9.5
2016–17 LAC 80 11 21.3 .430 .319 .781 2.7 2.4 .8 .3 1.0 6.7
2017–18 OKC 82 2 16.6 .406 .352 .818 1.9 2.5 .6 .2 .9 6.9
通算:13年 938 659 30.3 .412 .329 .789 3.0 5.4 1.2 .2 2.1 11.4

プレーオフ 編集

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG TO PPG
2010 CHA 4 4 32.5 .405 .308 .750 2.5 5.0 .5 .0 1.5 11.8
2011 DEN 5 0 30.4 .360 .250 .750 1.8 4.2 1.2 .0 2.0 11.6
2013 NYK 12 12 37.8 .444 .321 .667 3.4 4.7 1.7 .4 1.7 14.1
2015 DAL 3 1 12.0 .267 .000 1.000 2.3 1.3 .0 .0 .0 3.7
2016 5 4 34.4 .464 .286 .636 4.6 4.6 1.2 .0 2.4 15.0
2017 LAC 7 0 18.1 .469 .444 1.000 1.4 1.4 .9 .0 .4 5.6
2018 OKC 6 0 13.2 .387 .500 .000 2.2 1.5 .7 .3 .8 5.2
出場:7回 42 21 27.4 .424 .327 .716 2.7 3.4 1.0 .2 1.3 10.2

脚注 編集

  1. ^ Raymond-Felton”. draftexpress.com (2006年). 2017年10月25日閲覧。
  2. ^ Sources: Felton, Knicks close to deal”. ESPN (2010年7月9日). 2010年7月9日閲覧。
  3. ^ Nuggets acquire five players, three picks in three-team trade”. NBA.com (2011年2月22日). 2011年2月23日閲覧。
  4. ^ Knicks acquire Felton & Thomas Archived 2014年4月19日, at the Wayback Machine.
  5. ^ Mavs acquire Tyson Chandler, Raymond Feltom from Knicks”. NBA.com (2014年6月25日). 2014年6月25日閲覧。

外部リンク 編集