レイ・ウィルキンス

イングランドのサッカー選手

レイ・ウィルキンス MBERay Wilkins MBE, 1956年9月14日 - 2018年4月4日)は、イングランドロンドン出身の元サッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはMF。父親のジョージ・ウィルキンス、兄弟であるグレアム、スティーヴンもサッカー選手である。

レイ・ウィルキンス
名前
本名 レイモンド・コリン・ウィルキンス
Raymond Colin Wilkins
ラテン文字 Ray Wilkins
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1956-09-14) 1956年9月14日
出身地 ロンドン
没年月日 (2018-04-04) 2018年4月4日(61歳没)
身長 173cm
選手情報
ポジション MF
ユース
イングランドの旗 チェルシー
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
1973-1979 イングランドの旗 チェルシー 179 (30)
1979-1984 イングランドの旗 マンチェスター・ユナイテッド 160 (7)
1984-1987 イタリアの旗 ミラン 73 (2)
1987 フランスの旗 パリ・サンジェルマン 13 (0)
1987-1989 スコットランドの旗 レンジャーズ 70 (2)
1989-1994 イングランドの旗 QPR 154 (7)
1994 イングランドの旗 クリスタル・パレス 1 (0)
1994-1996 イングランドの旗 QPR 21 (0)
1996 イングランドの旗 ウィコム・ワンダラーズ 1 (0)
1996-1997 スコットランドの旗 ハイバーニアン 16 (0)
1997 イングランドの旗 ミルウォール 3 (0)
1997 イングランドの旗 レイトン・オリエント 3 (0)
通算 694 (48)
代表歴
1976  イングランド U-21 1 (0)
1976-1986 イングランドの旗 イングランド 84 (3)
監督歴
1994-1996 イングランドの旗 QPR
1997-1998 イングランドの旗 フラム
2009 イングランドの旗 チェルシー (暫定)
2014-2015 ヨルダンの旗 ヨルダン
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

経歴 編集

1973年チェルシーFCでデビュー。この時グレアム、スティーヴンもチェルシーに所属していたが、レイほどの活躍は出来なかった。チェルシーではタイトルにこそあまり恵まれなかったものの、1975年からは18歳の若さでキャプテンを任され、その翌年にはイングランド代表としても初招集を受けた。

その後、1979年マンチェスター・ユナイテッドFCへと移籍し、1983年FAカップコミュニティーシールドを獲得した。1984年ACミランへと移籍。しかし、ここでもタイトルには恵まれず、オランダトリオと入れ替わるようにパリ・サンジェルマンFCへと移籍した。その後に所属したレンジャーズFCでは、リーグ優勝、スコティッシュリーグカップ連覇などを手にした。1989年クイーンズ・パーク・レンジャーズへと移籍し、5年間を同クラブで過ごした。

そして、1994年に選手兼コーチとしてのオファーを受け、クリスタル・パレスFCの一員となった。しかし、そのデビュー戦で左足に怪我を負ってしまう。その怪我が癒えた後、再びクイーンズ・パーク・レンジャーズへ今度は選手兼任監督として加わった。2年後にウィコム・ワンダラーズFCへと移籍、その後もクラブを転々とし、翌年にレイトン・オリエントFCにて引退した。引退後は、1年間のみフラムFCの監督をしていた他、1998-2000シーズンはチェルシーのアシスタントコーチをしていた。

イングランド代表としては84試合キャップ。UEFA欧州選手権19801982 FIFAワールドカップ1986 FIFAワールドカップにも招集された。2014年9月にヨルダン代表チームの監督に就任したが、AFCアジアカップ2015終了後の2015年2月に退任した。

退任後はテレビやラジオの専門家として働いていたが重度のアルコール中毒を抱えており、4年間の運転免許停止の処分を受けた他、2016年には5週間のリハビリを受けた。2017年には心臓のバイパス手術を受けている。2018年4月4日、ロンドンのセントジョージ病院にて死去。61歳没[1]

関連項目 編集

出典 編集

  1. ^ “Ray Wilkins: Former England captain dies aged 61” (英語). BBC SPORT. (2018年4月4日). http://www.bbc.com/sport/football/43644529 2018年4月5日閲覧。 

外部リンク 編集