レーオーデース古希: Ληώδης, Lēōdēs)は、ギリシア神話の人物である。オイノプスの子で、ペーネロペーの求婚者の1人。求婚者たちが家畜を神にささげるさいの兆しを占った。長母音を省略してレオデスとも表記される。

レーオーデースは温厚な人物で、他の求婚者たちの乱暴を嫌っていたが非力で、乱暴を止めることができなかった。弓競技のときにはテーレマコスに続いて競技に挑戦したが、弓を引くことはできなかった。オデュッセウスが求婚者たちを誅殺したとき、レーオーデースはオデュッセウスにすがりついて弁明したが、オデュッセウスはアゲラーオスの剣を拾ってレーオーデースを殺した[1]

脚注 編集

  1. ^ 『オデュッセイア』21巻、22巻。

参考文献 編集