ロゴス (小惑星)

キュビワノ族に属する太陽系外縁天体の小惑星

ロゴス (58534 Logos) はキュビワノ族に属する太陽系外縁天体の一つ。ゾエと呼ばれる衛星を持っている。衛星といってもロゴスとほとんど同じ大きさであり(直径の比率が0.82)、二重小惑星と見なすことも出来る。

ロゴス
58534 Logos
仮符号・別名 1997 CQ29
分類 太陽系外縁天体
軌道の種類 エッジワース・
カイパーベルト

キュビワノ族
発見
発見日 1997年2月4日
発見者 C. トルヒージョ
J. チェン
D. ジューイット
J. ルー
軌道要素と性質
元期:2010年1月4日 (JD 2,455,200.5)
軌道長半径 (a) 45.032 AU
近日点距離 (q) 39.737 AU
遠日点距離 (Q) 50.340 AU
離心率 (e) 0.118
公転周期 (P) 302.26
軌道傾斜角 (i) 2.90
近日点引数 (ω) 334.89 度
昇交点黄経 (Ω) 132.64 度
平均近点角 (M) 53.63 度
前回近日点通過 1967年頃
次回近日点通過 2271年頃
衛星の数 1
物理的性質
直径 80.0 km
体積 2.7 ×1017 kg
平均密度 1.0 g/cm³
表面重力 0.0112 m/s²
脱出速度 0.0299 km/s
自転周期 6.4 時間
スペクトル分類 C
絶対等級 (H) 6.6
アルベド(反射能) 0.45
色指数 (B-V) 0.99 ± 0.01
色指数 (V-R) 0.73 ± 0.06
色指数 (V-I) 1.29 ± 0.03
Template (ノート 解説) ■Project

概要 編集

1997年2月4日にデビッド・C・ジューイットらがマウナケアで新天体を発見し、1997 CQ29という仮符号が付けられた。

2002年2月11日には、ケイス・ノルデニス・ステフェンスウィル・グルンディら9人のチームがハッブル宇宙望遠鏡による観測で1997 CQ29に衛星を発見したことを発表した。

その後、1997 CQ29小惑星番号58534を与えられ、2006年6月に衛星と共にグノーシス主義ロゴス(言葉・論理)とゾエ(霊魂)から名づけられた。グノーシス正統派の創世神話ではこの二つは神から放出されたものである。

 
海王星(青)、冥王星(オレンジ)、ロゴス(灰色)の軌道

関連項目 編集

外部リンク 編集