ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア

ロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア(Roger Joseph Manning Jr., 1966年5月27日 - )は、シンガーソングライターキーボード奏者。ロサンゼルス在住。

ロジャー・ジョセフ・
マニング・ジュニア
(Roger Joseph Manning Jr.)
生誕 (1966-05-27) 1966年5月27日(57歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス
ジャンル ロック
ポップス
職業 ソングライター
歌手
プレイヤー
アレンジャー
リミキサー
担当楽器 ボーカル
ピアノ
シンセサイザー
キーボード
ギター
ベース
ドラム
パーカッション
など
活動期間 1988年 -
共同作業者 ジェリーフィッシュ
インペリアル・ドラッグ
ムーグ・クックブック
ティーヴィー・アイズ 
公式サイト www.rogerjosephmanningjr.com

ジェリーフィッシュインペリアル・ドラッグムーグ・クックブックティーヴィー・アイズ、変名プロジェクトのマリブ等で活動し、2006年にはポニー・キャニオンから初のソロ・アルバム『ソリッド・ステイト・ウォーリアー』を発表。

他アーティストのサポート・ワークも活発で、数年間にわたりベックのバック・バンドでキーボード奏者をつとめたほか、多彩なアーティストの作品にキーボード、コーラス、リミックスなどで参加している。リミキサーとして活動するときに使用する「マリブ」という名称はベックが命名。

ヴィンテージ・キーボードのコレクターとしても知られ、特にキッチュなアナログ・シンセサイザーを多数所有している。

ロジャー・マニング(Roger Manning)の名でキャリアをスタートしたが、NYを拠点とする同姓同名のアンチフォーク・シンガーRoger Manningとの混同を避けるため、後にロジャー・ジョセフ・マニング・ジュニア(Roger Joseph Manning Jr.)と改称。

主な経歴 編集

  • 1988年、ハイスクール時代の友人アンディ・スターマーの誘いでビートニク・ビーチに参加。アルバム「Beatnik Beatch」の収録曲のうち、4曲でキーボードを演奏。
  • アンディとジェリーフィッシュを結成し、1990年に『Bellybutton』でデビュー。1993年には、セカンドアルバム『Spilt Milk』をリリースし来日公演も行うが、ツアー終了後の1994年に解散。
  • 1994年、ジェリーフィッシュの2代目ギタリストをつとめたエリック・ドーヴァーと、グラマラス&ヘヴィーなパワー・ポップバンドインペリアル・ドラッグを結成。それと並行して、メロトロンモーグ・シンセサイザーのコレクターとしても知られるブラインアン・キーヒューと組んだ、エレクトロ・インストゥルメンタル・ポップ・ユニットムーグ・クックブックでも活動をスタート。1996年にはオープニングアクトがムーグ・クックブックで、メインアクトがインペリアル・ドラッグという組み合わせで来日公演も行う。
  • 1997年より、ベックのバンドメンバーに。『ミューテイションズ』から『グエロ』まで4枚のアルバム制作と、いくつかのツアーに参加。1998年のフジ・ロック・フェスティバル、1999年の来日公演には、ベック・バンドの一員として同行している。
  • 1998年、フランスのエレクトロ・デュオAIRのツアーにキーボードプレイヤーとして同行。シングルのリミックスやアルバム制作にも関わる。
  • 2000年、架空のB級SF映画「Logan's Sanctuary」のサウンドトラックと銘打ち、ブライアン・レイツェルとアルバムを共作(ジェイソン・フォークナーも2曲に参加)。その後3人で、エレポップ・ユニットティーヴィー・アイズを結成。2003年にはロサンゼルスでライヴを行っている。
  • 2006年、4年の歳月をかけてつくられた待望のソロアルバム『ソリッド・ステイト・ウォーリアー』を日本先行リリース。アメリカでは一部の収録曲を入れ替え、The Land Of Pure Imaginationのタイトルでリリースされた。同年7月にフジ・ロック・フェスティバルに出演。10月には東京・大阪での単独来日公演も実現。
  • 2007年、マリブ名義でエレポップ・アルバム『ロボ・サピエンス』を発表。5月には、東京・代官山で行われたイベントに招かれ、パフォーマンスを行う。
  • 2008年、セカンド・ソロアルバム『キャットニップ・ダイナマイト』をリリース。アルバム収録曲のうち3曲は、同年2月に行われたローランドのイベントでいちはやく披露された。7月にはフジ・ロック・フェスティバルに出演。"That Is Why"ではジェイソン・フォークナーが飛び入り参加し、オーディエンスを熱狂させた。
  • 2018年、4曲入りEP『Glamping』をリリース。
  • 2020年、ジェリーフィッシュの後期メンバーのティム・スミス、エリック・ドーヴァーと一緒に新バンド、リケリッシュ・クォーテットを結成し、EP『Threesome Vol. 1』をリリース。2021年には『Threesome Vol. 2』をリリースした。2022年5月に『Threesome Vol. 3』を発売予定。

ディスコグラフィ 編集

ビートニク・ビーチ 編集

  • Beatnik Beatch (1988)

ジェリーフィッシュ 編集

インペリアル・ドラッグ 編集

ムーグ・クックブック 編集

リケリッシュ・クォーテット 編集

  • Threesome Vol. 1 (2020)
  • Threesome Vol. 2 (2021)
  • Threesome Vol. 3 (2022)

ソロ・アルバム 編集

  • ソリッド・ステイト・ウォーリアー - Solid State Warrior (2006/2/22)
    1. ザ・ランド・オブ・ピュア・イマジネーション The Land Of Pure Imagination
    2. トゥー・レイト・フォー・アス・ナウ Too Late For Us Now
    3. ウィッシュ・イット・ウッド・レイン Wish It Would Rain
    4. ザ・ルーザー The Loser
    5. サンドマン Sandman
    6. ホワット・ユー・ドント・ノウ・アバウト・ザ・ガール What You Don't Know About The Girl
    7. ドラゴンフライ Dragonfly
    8. クリープル・ピープル Creeple People
    9. スリープ・チルドレン Sleep Children
    10. ユー・ワー・ライト You Were Right
    11. ティル・ウイ・ミート・アゲイン Til We Meet Again
  • The Land Of Pure Imagination (2006)
    1. The Land of Pure Imagination
    2. Too Late for Us Now
    3. Wish It Would Rain
    4. The Loser
    5. Sandman
    6. Pray for the Many
    7. Dragonfly
    8. Creeple People
    9. In the Name of Romance
    10. You Were Right
    11. Appleby
  • キャットニップ・ダイナマイト - Catnip Dynamite (2008/3/19)
    1. ザ・クイックニング The Quickening
    2. ウタカタの恋 Love's Never Half As Good
    3. ダウン・イン・フロント Down in Front
    4. マイ・ガール My Girl
    5. イマジナリー・フレンド Imaginary Friend
    6. ホーンテッド・ヘンリー Haunted Henry
    7. ティンセル・タウン Tinsel Town
    8. ザ・ターンスタイル・アット・ヘヴンズ・ゲート Turnstile at Heaven's Gate
    9. サヴァイバル・マシーン Survival Machine
    10. リヴィング・イン・エンド・タイムス Living in the End Time
    11. ドライヴ・スルー・ガール Drive Thru Girl
    12. アメリカン・アフルエンザ American Affluenza
  • Catnip Dynamite(2009/2/3)
    1. The Quickening
    2. Love's Never Half As Good
    3. Down In Front
    4. My Girl
    5. Imaginary Friend
    6. Haunted Henry
    7. Tinsel Town
    8. The Turnstile at Heaven's Gate
    9. Survival Machine
    10. Living in End Times
    11. Drive Thru Girl
    12. Europa and the Pirate Twins
    13. You Were Right
    14. Love Lies Bleeding

<12-14:Bonus Tracks - Live From Fuji Rock, Japan>

  • Glamping EP(2018)
  1. Operator
  2. Funhouse
  3. Is It All A Dream?
  4. I’m Not Your Cowboy

マリブ名義 編集

ティーヴィー・アイズ 編集

  • ティーヴィー・アイズ - TV Eyes (2006/10/25)

サウンドトラック 編集

映画「Logan's Sanctuary」は、1976年公開の映画「2300年未来への旅 - Logan's Run」の続編という設定。

  • ロスト・イン・トランスレーション オリジナル・サウンドトラック - Lost in Translation (2003/10/16)

"On the Subway"、"Shibuya"、"50 Floors Up"の3曲をブライアン・レイツェルと共作。

主な参加作品 編集

影響を受けたミュージシャン 編集

シカゴキッスレッド・ツェッペリンザ・ビーチ・ボーイズイエスジェネシスキング・クリムゾンパット・メセニーハービー・ハンコックジャン=リュック・ポンティチック・コリアフランク・ザッパエマーソン・レイク・アンド・パーマーブライアン・イーノロキシー・ミュージックスティーリー・ダンマハヴィシュヌ・オーケストラギャング・オブ・フォートーマス・ドルビーピーター・ガブリエルトーキング・ヘッズエルヴィス・コステロバズコックスデッド・ケネディーズトーク・トークダムド XTCティアーズ・フォー・フィアーズスイサイダル・テンデンシーズマッドネスウォール・オブ・ブードゥー

外部リンク 編集