ロンドン (HMS London) はイギリス海軍戦艦フォーミダブル級

基本情報
艦歴
起工 1898年12月8日
進水 1899年9月21日
就役 1902年6月7日
退役 1919年1月
その後 1920年6月4日にスクラップとして売却
要目
排水量 15,000トン
全長 431 ft 9 in (131 m)
最大幅 75 ft (23 m)
吃水 27 ft 5 in
機関 垂直三段膨張蒸気機関×2
出力 15,500馬力
最大速力 18.0ノット (33 km/h)
航続距離 5,500 カイリ、 10ノット (18 km/h) 時
乗員 760名
兵装 連装305mm砲×2
152mm砲×12
76mm砲×16
47mm砲×6
機銃2基
457mm魚雷発射管×4
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艦歴 編集

ポーツマス工廠で建造。1898年12月8日起工。1899年9月21日進水。1902年6月竣工。1902年6月7日就役。

1914年8月の第一次世界大戦勃発時は、ポートランドを基地とする海峡艦隊第5戦艦戦隊に所属。1914年11月14日、ドイツ軍による侵攻に備え第5戦艦戦隊はシアネスへ移動した。同年12月30日、戦隊はポートランドに戻る。

1915年3月19日、ダーダネルス作戦参加のためロンドンはダーダネルス海峡へ移された。ロンドンは1915年3月23日にレムノス島でイギリスのダーダネルス戦隊に加わり、1915年4月25日にカバテペアンザックコーブへの上陸を援護した。

イタリアオーストリア=ハンガリー帝国宣戦布告すると、アドリア海イタリア海軍への増援として編成された第2派遣戦隊に戦艦インプラカブルクイーンプリンス・オブ・ウェールズと共に配属された。ロンドンはイタリアのターラントを基地とした。1915年10月にはジブラルタルで修理を行った。

1916年10月、ロンドンはイギリスに戻り、乗員を対潜艦艇に配属するためデヴォンポート工廠で退役した。

1918年2月、ロンドンはロスサイスへ移り機雷敷設艦への改装が開始された。改装は1918年4月に完了し、1918年5月18日にロスサイスで再就役してグランドフリートの第1機雷敷設戦隊に所属した。1918年11月11日の戦争終結までにロンドンは北海機雷堰に2640個の機雷を敷設した。

1919年1月に予備役となり、1920年6月4日にスクラップとして売却された。別の会社に転売された後、さらにドイツの会社に転売され、1922年4月に曳航されてドイツへ向かった。

参考文献 編集

  • Burt, R. A. British Battleships 1889-1904. Annapolis, Maryland: Naval Institute Press, 1988. ISBN 0870210610.