ワールドチームカップ英語: ATP World Team Cup)はドイツデュッセルドルフで開催されていた男子テニスの団体戦。1978年から2012年まで開催された。2013年から新設されたパワー・ホース・カップに移行する形で終了した。

ワールドチームカップ
現存しないテニス大会
開始年 1978年
終了年 2012年
開催地 デュッセルドルフ
サーフェス クレー / 屋外

大会はシングルス2試合とダブルス1試合で行なわれていた。 なお、その出場国は、前年の全米オープンの時点での世界ランキングの各国上位2人を合計した数字の小さい順に決まる。

2018年7月1日、ATPはワールドチームカップを2020年に復活させると発表した。シーズンの幕開けを飾る大会として、オーストラリアが舞台となる。ATPによると24カ国・地域で争い、賞金1500万ドル(約16億6500万円)のほか、世界ランキングのポイントも与えられる。

ATPポイント 編集

試合 ラウンドロビン 決勝 合計 ボーナス 総計
シングルス1試合目 35 95 200 50 250
シングルス2試合目 25 50 125 50 175
ダブルス 35 95 200 50 250
ダブルス(デッドラバー) 10 20 50 50
  • 決勝のみ出場の場合ラウンドロビンのポイントが与えられる[1]
  • 4勝挙げた選手はボーナス50ポイントが与えられる(シングルスとダブルスは別カウント)[1]
  • 片方のチームがシングルスのみで2勝した場合、ダブルスはデッドラバーのポイントが与えられる。

歴代決勝戦結果 編集

 
2005年
優勝国 準優勝国 スコア
2012   セルビア   チェコ 3–0
2011   ドイツ   アルゼンチン 2–1
2010   アルゼンチン   アメリカ合衆国 2–1
2009   セルビア   ドイツ 2-1
2008   スウェーデン   ロシア 2-1
2007   アルゼンチン   チェコ 2-1
2006   クロアチア   ドイツ 2-1
2005   ドイツ   アルゼンチン 2-1
2004   チリ   オーストラリア 2-1
2003   チリ   チェコ 2-1
2002   アルゼンチン   ロシア 3-0
2001   オーストラリア   ロシア 2-1
2000   スロバキア   ロシア 3-0
1999   オーストラリア   スウェーデン 2-1
1998   ドイツ   チェコ 3-0
1997   スペイン   オーストラリア 3-0
1996   スイス   チェコ 2-1
1995   スウェーデン   クロアチア 2-1
1994   ドイツ   スペイン 2-1
1993   アメリカ合衆国   ドイツ 3-0
1992   スペイン   チェコ 2-0
1991   スウェーデン   ユーゴスラビア 2-1
1990   ユーゴスラビア   アメリカ合衆国 3-0
1989   西ドイツ   アルゼンチン 2-1
1988   スウェーデン   アメリカ合衆国 2-0
1987   チェコスロバキア   アメリカ合衆国 2-1
1986   フランス   スウェーデン 2-1
1985   アメリカ合衆国   チェコスロバキア 2-1
1984   アメリカ合衆国   チェコスロバキア 2-1
1983   スペイン   オーストラリア 2-1
1982   アメリカ合衆国   オーストラリア 2-0
1981   チェコスロバキア   オーストラリア 2-1
1980   アルゼンチン   イタリア 3-0
1979   オーストラリア   イタリア 2-1
1978   スペイン   オーストラリア 2-1

脚注 編集

  1. ^ a b Frequently Asked Questions”. atpworldtour.com. 2011年3月13日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集