ヴァイル・アム・ライン

ドイツの町

ヴァイル・アム・ラインドイツ語: Weil am Rhein)は、スイスバーゼル郊外のドイツライン川の東岸にあり、スイス、フランス、ドイツの三国国境に近い。ドイツの最も南西に位置する町。

ヴァイル・アム・ライン
ヴィトラ・デザイン博物館
ヴィトラ・デザイン博物館
ヴィトラ・デザイン博物館
Coat of arms of ヴァイル・アム・ライン
ヴァイル・アム・ラインの位置(ドイツ内)
ヴァイル・アム・ライン
ヴァイル・アム・ライン
座標 北緯47度35分41秒 東経7度36分39秒 / 北緯47.59472度 東経7.61083度 / 47.59472; 7.61083座標: 北緯47度35分41秒 東経7度36分39秒 / 北緯47.59472度 東経7.61083度 / 47.59472; 7.61083
行政
ドイツ
バーデン=ヴュルテンベルク州
フライブルク行政管区
レラッハ郡
町区分 7
市長 Wolfgang Dietz (CDU)
基礎統計
面積 19.47 km2 (7.52 sq mi)
標高 281 m  (922 ft)
人口 30,251 (2021年12月31日)[1]
 - 人口密度 1,554 /km2 (4,024 /sq mi)
その他
標準時 CET/CEST (UTC+1/+2)
ナンバープレート
郵便番号 79546–79576
電話番号 07621
ウェブサイト www.weil-am-rhein.de

地理 編集

ヴァイル・アム・ラインは、北緯47度35分42秒 東経7度36分39.6秒 / 北緯47.59500度 東経7.611000度 / 47.59500; 7.611000に位置し、バーデン=ヴュルテンベルク州レラッハ郡英語版にある。この市は、西にフランス、南にスイスとの国境に接しており、三国国境も存在する。また、ヴァイルは、マルクグレーフラーランド英語版と呼ばれる地方にも位置している。

市は、ライン川に面しており、大陸性気候を与えているシュヴァルツヴァルトに近く、特にブドウ栽培に適している。

歴史 編集

町は、ローマが起源と思われる「Willa」として、786年に最初に言及されている。スペイン継承戦争中、フリートリンゲンの戦いを行うため、1702年10月にクロード・ルイ・エクトル・ド・ヴィラールは、ここでライン川を横断した。ヴァイルは闘争の結果、激しい被害を受けた。

市の良好な交通手段により、成長を始めた19世紀まで、農業が地方産業の中心だった。ヴァイル・アム・ラインとバーゼルを結ぶ鉄道車両操車場は、1913年に構築された。スイスの織物工場は、フリートリンゲン地方で設立された。1934年には、ライン川に港が建築された。

第二次世界大戦後、難民無国籍者の流入により、再び人口が増加した。1971年と1975年の間に、Ötlingen、Haltingen、Märktの自治体を編入し、ヴァイル・アム・ラインの町となった。

国際関係 編集

ヴァイル・アム・ラインの姉妹都市

観光 編集

スイスの家具メーカー・ヴィトラ英語版社の工場。敷地内にはフランク・ゲーリーザハ・ハディッド安藤忠雄といった有名建築家による建物が並び、建築ファンのための観光名所である。また、敷地内にあるヴィトラ・デザイン・ミュージアムには、チャールズ・イームズら著名デザイナーによるデザイナーズ家具が展示されている。
  • ウォーター・パーク「ラグーナ」

出典 編集

  1. ^ Statistisches Landesamt Baden-Württemberg – Bevölkerung nach Nationalität und Geschlecht am 31. Dezember 2021 (CSV-Datei)

外部リンク 編集