ヴァルター・ミュラー

ドイツの物理学者

ヴァルター・ミュラー(Walther Müller、1905年9月6日 - 1979年12月4日)は、ドイツ物理学者発明家である。ガイガー=ミュラー計数管(GM管:ガイガー・カウンター)の改良で知られる。

生涯 編集

ハノーファーで生れる。キール大学で学び、1925年からハンス・ガイガーの指導をうけた。ガイガーとミュラーの放射線による気体の電離の研究はガイガーカウンターの発明につながり、ガイガーカウンターは現在も放射能の測定にひろく用いられる。

テュービンゲン大学で教授になった後、工学の分野に転じ、オーストラリアの経済省の顧問を務めた後、アメリカ合衆国で工学を研究するとともにGM管の製造をする会社を設立した。

カリフォルニア州で没した。

脚注 編集