ヴァンダル画廊街の奇跡

ヴァンダル画廊街の奇跡』(ヴァンダルがろうがいのきせき)は、美奈川護による日本ライトノベルイラスト望月朔が担当している。電撃文庫アスキー・メディアワークス)より2010年2月から同年11月まで刊行された。第16回電撃小説大賞金賞受賞作品[1]

ヴァンダル画廊街の奇跡
小説
著者 美奈川護
イラスト 望月朔
出版社 アスキー・メディアワークス
レーベル 電撃文庫
刊行期間 2010年2月10日 - 11月10日
巻数 全3巻
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル
ポータル 文学

あらすじ 編集

思想の対立が世界大戦の原因となる、よってその元となり、思想を表現する旧世代の音楽も芸術も美術も全て禁止された世界。そんな中、旧世代の絵画を世に暴き出す存在、通称アートテロリストと呼ばれる者たちは政府に反抗していたのであった。

登場人物 編集

エナ・ウィンズベル
今作品の主人公。
見た物を一瞬で記憶する「転写眼」をもっている少女。いつも背中にイーゼルを担いでいる。アートテロリスト『ヴァンダル(破壊者)』の一員。
ハルク
大戦で体の半分を失って、半サイボーグになった男。青年のような顔つきであるが、実年齢は結構高い。同じくヴァンダルの一員。
NE-VO MS101(ネーヴォ)
平和利用用AI。その本体は1枚のチップ。普段は大鷲の姿をしているが、人間以外のどんな姿にでもなることができる。
サムソン・ゲティスバーグ
ICPO(インターポール)の警視。ヴァンダルの起こした事件を担当する。
カッツェ・シュミット
ゲティスバーグの部下の女性警部補。彼の行動に度々振り回されている。
アナベル・カーライト
文化制定局の局長でゲティスバーグの元妻。ヘビースモーカー。
アンノウン(Aio-N9000)
エナの母、川澄伊空が作った世界政府の中枢コンピュータ、Aio-N00を使って作られたヒューマノイド。エナの弟として作られた。

既刊一覧 編集

  • 美奈川護(著) / 望月朔(イラスト) 『ヴァンダル画廊街の奇跡』 アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、全3巻
    1. 2010年2月10日発売[2]ISBN 978-4-04-868324-1
    2. 2010年5月10日発売[3]ISBN 978-4-04-868547-4
    3. 2010年11月10日発売[4]ISBN 978-4-04-870057-3

脚注 編集

  1. ^ 『このライトノベルがすごい!2011』宝島社、2010年12月3日、91頁。ISBN 978-4-7966-7963-3 
  2. ^ ヴァンダル画廊街の奇跡”. KADOKAWA. 2023年11月5日閲覧。
  3. ^ ヴァンダル画廊街の奇跡 2”. KADOKAWA. 2023年11月5日閲覧。
  4. ^ ヴァンダル画廊街の奇跡 3”. KADOKAWA. 2023年11月5日閲覧。

外部リンク 編集

第16回電撃小説大賞・金賞受賞作品
第15回 ヴァンダル画廊街の奇跡
美奈川護
第17回
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