ヴァーラスキャールヴ
北欧神話の建築物
ヴァーラスキャールヴ(古ノルド語: Valaskjálf)は、北欧神話に出てくる、神オーディンの暮らす宮殿のことである[1]。
概要 編集
『ギュルヴィたぶらかし』には、次のような事が書かれている[2]。
- 天には素晴らしい場所がたくさんある。ヴァーラスキャールヴという大きなところがオーディンのおわすところで、神々が作ったものであるが、輝く銀に覆われている。
- 高御座のフリズスキャールヴはここの広間にある。万物の父(オーディン)がこの御座から全世界を見わたすことができる。
『グリームニルの言葉』第6節には、次のような事が書かれている[3]
- 親切な神々が、第3の館ヴァーラスキャールヴを銀で葺いた。ここは、その昔アース神族がはかりごと(詳細は不明)で手に入れた。
脚注 編集
参考文献 編集
- V.G.ネッケル他編『エッダ 古代北欧歌謡集』谷口幸男訳、新潮社、1973年、ISBN 978-4-10-313701-6。