ヴェスヴィオイタリア語Vesuvio, A 5329)は、イタリア海軍ストロンボリ級補給艦2番艦。艦名はヴェスヴィオ火山に由来し、この名を受け継いだイタリア軍艦としては5代目にあたる。

ヴェスヴィオ
基本情報
建造所 オルランド兄弟造船所
ムッジャーノ造船所
運用者  イタリア海軍
艦種 補給艦
級名 ストロンボリ級
モットー Defende me servabo te
艦歴
起工 1974年7月1日
進水 1977年6月4日
就役 1978年10月31日
退役 2023年10月11日
要目
排水量 基準 不明t
満載 8,700t
全長 129.0m
最大幅 18.0m
吃水 6.5m
機関 ディーゼル方式、1軸推進
GMT C428-SSディーゼルエンジン × 2基(9,600HP
速力 最大速 18ノット
航続距離 巡航18ノットで4,000海里
乗員 115名
搭載能力 艦艇燃料4,000トン
航空燃料400トン
弾薬物資300トン
兵装 62口径76mm単装砲 × 1基
25mm単装機関砲 × 2基
搭載機 中型ヘリコプター × 1機
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艦歴 編集

「ヴェスヴィオ」は、オルランド兄弟造船所ムッジャーノ造船所で建造され1974年7月1日に起工、1977年6月4日に進水、1978年10月31日に就役する。

1980年イルピニア地震の発生に伴い被災者向けの救援物資を輸送する。1984年にはレバノン2作戦の支援に参加した。1987年9月から1988年3月までタンカー戦争のためにペルシャ湾に派遣され、1991年1月から5月までは湾岸戦争のため再びペルシャ湾に派遣された。1992年にはユーゴスラビア紛争に対応するためのシャープ・ヴィジランス作戦とマリタイム・モニター作戦に参加しアドリア海に展開する。1992年12月から1993年4月までの間、ソマリアにおける国際連合主導の希望の回復作戦(ORH)に参加した。

2002年から2005年にわたってアクティブ・エンデバー作戦に参加し地中海東部海域に展開、同作戦の参加中の2004年にはペルシャ湾において不朽の自由作戦に参加する。インド洋に展開した際には海上自衛隊から洋上補給も受けている[1]

脚注 編集

  1. ^ 防衛省 給油相手国艦艇名一覧表(PDF)

外部リンク 編集

関連項目 編集