下長岡駅
かつて日本の新潟県長岡市にあった越後交通の駅
下長岡駅(しもながおかえき)は、かつて新潟県長岡市愛宕にあった越後交通栃尾線の駅である。1975年(昭和50年)4月1日、栃尾線の全線廃止により廃駅となった。
下長岡駅 | |
---|---|
下長岡駅跡地に建つ越後交通工業株式会社本社。写真右奥が上見附側。(2011年9月16日) | |
しもながおか SHIMO-NAGAOKA | |
◄東神田 (0.3 km) (1.2 km) 下新保► | |
所在地 | 新潟県長岡市愛宕 |
所属事業者 | 越後交通 |
所属路線 | 越後交通栃尾線 |
キロ程 | 4.2 km(悠久山起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1915年(大正4年)6月5日 |
廃止年月日 | 1975年(昭和50年)4月1日 |
晩年は車庫などが当駅構内へ移設され、当駅-悠久山間の区間列車も多く設定されるなど、同線の拠点的役割を担っていた。
歴史 編集
駅跡 編集
駅跡地は越後交通のグループ企業「越後交通工業」本社の敷地となっている。かつての駅構内は駐車場等になっていてホームや線路は撤去されているが、鉄道運行当時の検車庫が同社の倉庫兼作業場に転用されて現存するほか、架線柱も数本残っている。上見附方の線路はこの後、信越線の線路沿いから右にそれ、栖吉川と福島江用水路を渡って下新保駅に至る。なお、栖吉川を渡る手前には線路が栖吉川を渡る築堤跡が見られ、現在では琴平公園として公園の中に遊歩道として残っているほか、川を渡る部分には公園からの延長として下新保駅方(新保地区)に渡られるように遊歩道専用の橋が架けられている。専用の橋が出来るまでは鉄橋の橋脚を見ることが出来た。
駅周辺 編集
住宅地で上越新幹線の高架、JR信越本線がすぐ傍を通る。地名は長岡市愛宕ないしは東栄(ひがしさかえ)。
2011年現在の周辺施設は以下のとおり。
隣の駅 編集
その他 編集
当駅から西新町への支線の計画が存在したが、1958年に免許が失効している[1]。なお西新町には長岡市営無軌条電車の開通が計画されていた。
脚注 編集
- ^ http://www.mifuru.to/frdb/maboroshi/cks102t.htm 未来鉄道データベース
参考文献 編集
- 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』 6 北信越、新潮社、2008年。ISBN 978-4-10-790024-1。
- 寺田裕一『新 消えた轍-ローカル私鉄廃線跡探訪-』 5 上信越、ネコ・パブリッシング、2011年。ISBN 978-4-7770-1110-0。