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中島徳至

中島 徳至（なかしま とくし、1967年1月1日 - ）は、日本の実業家（男性）。岐阜県下呂市出身。Global Mobility Service代表取締役社長。東京理科大学大学院総合科学技術経営研究科修了（MOT取得）。

経歴 編集

  • 1994年に「ゼロスポーツ」を設立。
  • 1998年から電気自動車の開発を開始し、2000年には当時国内最高速(277.6km/h)を記録した電気自動車を開発[1]。
  • 2011年にはゼロスポーツの全事業譲渡を自らが行い、事業譲渡先である渦潮電機（現・BEMAC）にて電気自動車の事業化を主導した。同時期にADB(アジア開発銀行)が電動トライシクル10万台の導入計画[2]の発表を受け、コンソーシアムリーダーに任命され、初めてフィリピンに訪れた。
  • 2011年、フィリピンマカティ市にBEET Philippine inc.（渦潮電機100%出資）を設立し、初代CEO兼代表取締役社長に就任[3]。
  • 2015年、シリーズAラウンドで約3億円を調達[4]
  • 2016年,DOE（エネルギー省）の政府入札で日系企業として初の3000台の受注[5]。トーマツベンチャーサポート（TVS、東京・千代田）と野村證券主催のMorning Pitch Special Edition2016にて最優秀賞を受賞[6]。
  • 2017年、シリーズBラウンドで約7億円を調達。Mobility, IoT, FinTechを始めとする各業界を代表する事業会社複数社が資本参加し、事業展開を加速[7]。三菱東京UFJ銀行主催"第4回 Rise Up Festa"ソーシャルビジネス部門にてGMSが最優秀賞を受賞[8]。自動車業界の概念を覆すプロダクト・サービスを決定する東京モーターショー THE MEET UPにて優勝。
  • 2018年,エンデバー・アントレプレナーに選出[9]。シリーズCラウンドで約11億円を調達。Mobility, IoT, FinTech業界の国内未上場ベンチャー企業で最多となる東証一部上場事業会社10社以上が資本参加[10]。Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2019」にてBEST10に選出[11]
  • 2019年2月、日経ビジネス「世界を動かす日本人50」に選出[12]。JAPAN VENTURE AWARDS 2019にて中小企業庁長官賞受賞[13]。
  • 2019年6月、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」に選出[14]。9月、シリーズDラウンドでデンソーをリードインベスターとし、約17億円の資金調達を第三者割当増資により完了[15]。10月、グッドデザイン金賞（経済産業大臣賞）を受賞[16]。11月、Forbes JAPAN「日本の起業家BEST10 2020」に選出[17]。
  • 2020年2月、第8回技術経営・イノベーション大賞にて選考委員特別賞を受賞[18]。内閣府 第2回 日本オープンイノベーション大賞にて経済産業大臣賞を受賞[19]。
  • 2020年：6月、DNPとの東南アジアにおける物流配送マッチングサービスが「MaaS アワード 2020」にて優秀賞を受賞[20]。10月、第8回プラチナ大賞にて経済産業大臣賞（大賞）を受賞[21]。11月、Forbes JAPAN「日本の起業家BEST10 2021」に3年連続で選出[22]。
  • 2021年：3月、特許庁 第2回IP BASE AWARDにて奨励賞を受賞[23]。
  • 2022年：3月、アプラスと共同で推進した外国人向け新型マイカーローンが「JFIA2022」でコラボレーション賞を受賞[24]。

論文 編集

  • 中島徳至「ベンチャー企業への地域CFO制度と教育支援策」『日本ベンチャー学会誌』第16巻、日本ベンチャー学会、2010年9月、57-60頁、doi:10.24717/jasve.16.0_57、ISSN 1883-4949。 
  • 2017年10月 国際交通安全学会[25] IATSS Review Vol.42, No.2掲載「技術と社会と新ビジネスモデル～必然性ある社会課題解決を実現する、IoTサービスの在り方とは～」[26]
  • 2018年2月 IATSS Resarch Vol.42 Issue2 P.61-66 Creating credit by making use of mobility with FinTech and IoT [27]
  • 徳至, 中島; 朗義, 髙木 (2021). “新興国経済発展のブレークスルーをもたらす次世代型金融サービス”. グローバルビジネスジャーナル 7 (1): 1-9. doi:10.32169/gbj.7.1_1. https://doi.org/10.32169/gbj.7.1_1. 

研究発表 編集

  • 日本ベンチャー学会／「ベンチャー企業と地域社会の共振スパイラルの創出」
  • 日本ベンチャー学会／「世界の貧困層17億人を救うSDGs経営」
  • グローバルビジネス学会／「ベンチャービジネスを活用した地域創生エコシステムの創出」

関連項目 編集

脚注 編集

[脚注の使い方]
  1. ^ “ゼロスポーツ 中島社長インタビュー(1/3)|インタビュー【オートックワン】” (日本語). オートックワン. https://autoc-one.jp/special/435004/ 2018年10月6日閲覧。 
  2. ^ 「渦潮電機、三輪EV受注10万台獲得に向けフィリピンに現地法人設立 | レスポンス（Response.jp）」『レスポンス（Response.jp）』。2018年10月6日閲覧。
  3. ^ 「渦潮電機、三輪EV受注10万台獲得に向けフィリピンに現地法人設立 | レスポンス（Response.jp）」『レスポンス（Response.jp）』。2018年10月6日閲覧。
  4. ^ “自動車IoTのGMS、第三者割当増資を実施 国内外でIoTサービスプラットフォームサービスを展開するため 3億円を調達” (日本語). IoTニュース：IoT NEWS. https://iotnews.jp/archives/3798 2018年10月6日閲覧。 
  5. ^ xTECH（クロステック）, 日経. “渦潮電機、フィリピンで3000台以上受注の電動3輪車を初公開” (日本語). 日経 xTECH（クロステック）. https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/event/15/011800101/011900010/ 2018年10月6日閲覧。 
  6. ^ 日経トップリーダー. “モーニングピッチが選ぶ今年の最優秀ベンチャー IoTで金融を変えるGMSの社会性に高評価” (日本語). 日経ビジネスオンライン. https://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/269655/121500014/ 2018年10月6日閲覧。 
  7. ^ “Mobility×IoT×FinTechベンチャーのGMS 総額約7億円のシリーズB資金調達をソフトバンク、住友商事、デンソー等の事業会社等から実施” (日本語). SankeiBiz（サンケイビズ）. (2017年4月20日). https://www.sankeibiz.jp/business/news/170420/prl1704201148081-n1.htm 2018年10月6日閲覧。 
  8. ^ 「情熱をもって真面目に仕事に取り組みたい人に、車と収入、そして希望を。IoT×FinTechのチカラで社会を変える」『』。2018年10月6日閲覧。
  9. ^ “Sixteen High-Impact Entrepreneurs from Six Countries Join Endeavor Network at the 78th International Selection Panel in the Philippines - Endeavor” (英語). Endeavor. (2018年4月7日). https://endeavor.org/events/78th-isp-manila-philippines/ 
  10. ^ “車を買えない世界20億人を救う、自動車購入の新たな仕組み”. FORBES JAPAN. 2018年8月13日閲覧。
  11. ^ “日本の起業家ランキング2019｜Forbes JAPAN（フォーブス ジャパン）”. Forbes JAPAN（フォーブス ジャパン）. 2018年12月25日閲覧。
  12. ^ “貧困層の信用を「クルマ」で創造する 中島徳至・GMS社長”. Nikkei Business. 2018年5月8日閲覧。
  13. ^ “2019年 JAPAN VENTURE AWARDS 2019にて中小企業庁長官賞受賞”. Organization for Small & Medium Enterprises and Regional Innovation. 2018年5月8日閲覧。
  14. ^ [https://forbesjapan.com/magazines/detail/100 “IMPACT ENTREPRENEURS 社会課題に挑む50の「切り札」”] (日本語). Forbes JAPAN. (2019年6月25日). https://forbesjapan.com/magazines/detail/100 2019年7月8日閲覧。 
  15. ^ https://japan.cnet.com/article/35142056/
  16. ^ “グッドデザイン金賞[世界の貧困層を救うFinTechサービス”] (日本語). Japan Institute of Design Promotion. (2019年10月31日). https://www.g-mark.org/award/describe/49664 2019年10月31日閲覧。 
  17. ^ “発表！ Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2020」” (日本語). Forbes JAPAN. (2019年11月25日). https://forbesjapan.com/articles/detail/30861 2019年12月1日閲覧。 
  18. ^ “第8回 技術経営・イノベーション大賞 受賞者が決定しました！！！”. Japan Techno-Economics Society. 2020年2月27日閲覧。
  19. ^ “内閣府 第2回 日本オープンイノベーション大賞 経済産業大臣賞受賞 FinTechサービスとして初 グローバルモビリティサービス”. JIJI PRESS LTD.. 2020年2月27日閲覧。
  20. ^ “[https://www.dnp.co.jp/news/detail/10158259_1587.html 大日本印刷とグローバルモビリティサービス 東南アジアにおける物流配送マッチングサービスが「MaaSアワード2020」のビジネスモデル部門で優秀賞を受賞]”. 大日本印刷株式会社. 2020年8月14日閲覧。
  21. ^ “第8回プラチナ大賞 最終審査結果発表（速報）”. プラチナ構想ネットワーク. 2020年11月16日閲覧。
  22. ^ “Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2021」” (日本語). Forbes JAPAN. (2020年11月25日). https://forbesjapan.com/feature/startup 2019年12月9日閲覧。 
  23. ^ ASCII. “特許出願がビジネスに密接したピクシーダストテクノロジーズがグランプリ受賞：第2回 IP BASE AWARD授賞式”. ASCII.jp. 2022年3月30日閲覧。
  24. ^ “FINOLABとFINOVATORS、「JFIA 2022」受賞企業を決定”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1｜PR TIMES. 2022年3月30日閲覧。
  25. ^ “IATSS 公益財団法人国際交通安全学会”. www.iatss.or.jp. 2018年12月25日閲覧。
  26. ^ “技術と社会と新ビジネスモデル”. 2022年3月30日閲覧。
  27. ^ Nakashima, Tokushi (2018-07-01). “Creating credit by making use of mobility with FinTech and IoT” (英語). IATSS Research 42 (2): 61?66. doi:10.1016/j.iatssr.2018.06.001. ISSN 0386-1112. https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0386111218300244. 

外部リンク 編集

 

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