中根駅

日本の茨城県ひたちなか市にあるひたちなか海浜鉄道の駅

中根駅(なかねえき)は、茨城県ひたちなか市三反田にあるひたちなか海浜鉄道湊線である。

中根駅
駅全景(2019年5月)
なかね
Nakane
金上 (3.0 km)
(2.3 km) 高田の鉄橋
地図
所在地 茨城県ひたちなか市三反田
北緯36度22分1.98秒 東経140度33分45.66秒 / 北緯36.3672167度 東経140.5626833度 / 36.3672167; 140.5626833座標: 北緯36度22分1.98秒 東経140度33分45.66秒 / 北緯36.3672167度 東経140.5626833度 / 36.3672167; 140.5626833
所属事業者 ひたちなか海浜鉄道
所属路線 湊線
キロ程 4.8 km(勝田起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
17人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1931年昭和6年)7月16日
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当駅は虎塚古墳十五郎穴の最寄り駅である[1]

歴史 編集

駅構造 編集

単式ホーム1面1線の無人駅である[4]1960年代までは委託駅として乗車券の発売があり、出改札口を備えた駅舎も存在した。かつては夏季の海水浴輸送時にのみ運転要員が派遣されて列車交換が実施され、このために常時は信号機の柱のみを設けておき、信号機の腕木を着脱していたと言われる。当時のホーム配置は相対式で、現在線の山側にホームが設けられていた。

当駅における運行形態 編集

  • 上り(勝田方面)
    • 日中は概ね1時間に1 - 2本の列車が停車する[5]
  • 下り(那珂湊阿字ヶ浦方面)
    • 日中は上り同様、概ね1時間に1 - 2本の列車(阿字ヶ浦行)が停車する。朝と夕方の一部列車には那珂湊行の区間列車も設定されている[5]

利用状況 編集

  • 中根駅の利用状況の変遷を下表[6]に示す。
    • 輸送実績(乗車人員)の単位は人であり、年度での総計値を示す。年度間の比較に適したデータである。
    • 表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年 度 当駅分輸送実績(乗車人員):人/年度 特 記 事 項
通勤定期 通学定期 定期外 合 計
2000年(平成12年)       4,154  
2001年(平成13年)       4,119  
2002年(平成14年)       4,814  
2003年(平成15年)       6,266  
2004年(平成16年)       6,650  
2005年(平成17年)       2,956  
2006年(平成18年)       2,515  
2007年(平成19年)       2,993  
2008年(平成20年)       6,179  
2009年(平成21年)       9,125  
2010年(平成22年)       9,490  
2011年(平成23年)       8,052  
2012年(平成24年)       4,015  
2013年(平成25年)       4,380  
2014年(平成26年)       4,745  
2015年(平成27年)       5,110  
2016年(平成28年)       5,110  
2017年(平成29年)       5,328  
2018年(平成30年)       5,475  
2019年(令和元年)       6,675  

駅周辺 編集

 
周辺施設の案内(2019年5月)

田んぼの中に位置しており、周囲に目だった構造物はなく、いわゆる秘境駅の一つに挙げられているが、山側の坂道を登るとすぐに普通の住宅地がある上、かなりの交通量のある国道245号線から至近で見通せ車で容易に行くことができ、那珂湊市街からも近い等、秘境駅とは言えないロケーションである[4]

作品における描写 編集

隣の駅 編集

ひたちなか海浜鉄道
湊線
金上駅 - 中根駅 - 高田の鉄橋駅

脚注 編集

参考文献 編集

  • 小野寺敦 監修「交通と地理が生んだ幾多のドラマ」『茨城「地理・地名・地図」の謎』(初版)実業之日本社〈じっぴコンパクト新書〉、2014年、40-41頁。ISBN 978-4-408-45517-4 

関連項目 編集

外部リンク 編集