久喜青葉団地(くきあおばだんち)は、埼玉県久喜市青葉に所在する住宅団地日本住宅公団(現:UR、都市再生機構)および埼玉県により造成された[1][2]

久喜青葉団地内の遊歩道童謡の小道

団地内には遊歩道童謡の小道」が整備されており、童謡歌詞を記した詩碑が多数設置されている。

概要 編集

主に大字青毛平沼(現青葉のおおよそ北半分)・大字吉羽字平沼(現青葉のおおよそ南半分)を主体とする土地において平沼土地区画整理事業が発足、当時の日本住宅公団が主体となり区画整理事業が進められた。かつてこの地の多くは肥沃な湿田であり、またなどの耕地を含んでいた。

この平沼土地区画整理事業で区画整理された土地は、公募により地名を「青葉」と改め、青葉1丁目・青葉2丁目・青葉3丁目・青葉4丁目・青葉5丁目となる。このうち、久喜青葉団地の範囲は青葉1丁目および青葉2丁目である。これらの造成・建設が終了し、1974年(昭和49年)に久喜青葉団地は完成した。

久喜青葉団地の西部には青毛堀川が流下しており、川に沿って青葉さくら通りが整備されている。この青毛堀川および天王新堀沿いにが植樹されており、春先に菜花と合わせ見頃を迎える、久喜市の桜の名所の一つである。

UR住宅 編集

UR住宅の範囲は青葉1丁目であり、1974年(昭和49年)に完成し現在に至る。青葉1丁目は市などの公共施設(小学校公民館など)を除き、全体が都市再生機構の集合住宅地または商店街であり、一軒家などの戸建住宅等は存在しない。

青葉1丁目には久喜市立青葉小学校童謡の小道、久喜青葉団地内商店街、久喜青葉団地内郵便局、青葉公民館(旧称「東公民館」、現在の久喜市立東公民館とは異なる)などが存在する。

埼玉県営住宅 編集

埼玉県営住宅の範囲は青葉2丁目であり、県営住宅の北部に久喜市立あおば保育園が所在する。青葉2丁目には埼玉県営の集合住宅だけではなく、一般の宅地や商店なども存在する。県営住宅は1号棟から11号棟まで存在し、このうち1号棟から10号棟までが中層、11号棟が高層となっている。

埼玉県では、県営住宅の管理を埼玉県住宅供給公社に委託している[3]

バス路線 編集

  • 久喜駅東口
    • 朝日バスのりば1にて「青葉団地循環」「弁天橋行き」「朝日バス車庫行き」「KU16 幸手駅西口行き」のいずれかに乗車、「県営住宅入口」「青葉団地中央」「青葉団地東」のいずれか最寄にて下車すぐ。
    • 朝日バスのりば2にて「吉羽栗原循環」「吉羽栗原青毛経由朝日バス車庫行き」のいずれかに乗車、「青葉5丁目」下車、徒歩約3分(距離約200m)。
    • 久喜市内循環バスのりばにて「野久喜吉羽循環」に乗車、「ふれあいセンター久喜」下車、徒歩約1分(距離約100m[4]
  • 幸手駅西口
    • 朝日バス「KU16 久喜駅東口行き」に乗車、「青葉団地東」「青葉団地中央」「県営住宅入口」のいずれか最寄にて下車すぐ。

近隣の施設など 編集

脚注 編集

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯36度4分7秒 東経139度41分45秒 / 北緯36.06861度 東経139.69583度 / 36.06861; 139.69583