久米田駅

大阪府岸和田市にある西日本旅客鉄道の駅

久米田駅(くめだえき)は、大阪府岸和田市大町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線である。駅番号はJR-R38

久米田駅
駅舎
くめだ
Kumeda
JR-R37 和泉府中 (3.0 km)
(1.2 km) 下松 JR-R39
地図
所在地 大阪府岸和田市大町373-2
北緯34度27分55.8秒 東経135度24分19.8秒 / 北緯34.465500度 東経135.405500度 / 34.465500; 135.405500 (久米田駅)座標: 北緯34度27分55.8秒 東経135度24分19.8秒 / 北緯34.465500度 東経135.405500度 / 34.465500; 135.405500 (久米田駅)
駅番号 JR-R38
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 R 阪和線
キロ程 23.9 km(天王寺起点)
電報略号 クメ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
5,434人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1930年昭和5年)6月16日
備考 直営駅
みどりの窓口
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歴史 編集

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。かつては絶対信号機をもたない停留所であったが、阪和線運行管理システムの更新に伴い、踏切長時間鳴動対策のために駅前後の信号機が絶対信号機となったため、停留所ではなくなった。また保線用の側線が駅の和歌山寄りから各ホーム裏側へ分岐している。これは、元々当駅が2面4線の待避可能駅で、阪和電気鉄道時代より速達列車の待避を行っていたことと、春木競馬場輸送で臨時列車を運転したり急行の臨時停車(1931年のみ特急も臨時停車。その後列車の増発によって臨時運転は実施されなくなる[8])を行っていたためであったが、南海時代に山手線での競馬輸送を取りやめ、国鉄時代に待避線の機能を和泉府中駅と東岸和田駅に集約したため撤去した。駅舎は和歌山方面行ホームの天王寺寄りに東口が、天王寺方面行ホームの天王寺寄りに西口があり、両ホームは跨線橋で連絡している。

便所は改札内にあり、男女別の水洗式。以前は男女共用であったが、跨線橋へのエレベータ設置工事に合わせて増改築されバリアフリー仕様のトイレも設置された。

和泉府中駅が管理している直営駅で、ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば 編集

のりば 路線 方向 行先
1 R 阪和線 下り 熊取関西空港和歌山方面[9]
2 上り 天王寺大阪方面[9]

利用状況 編集

阪和線の普通列車及び区間快速のみが停車する駅では、利用者数が最も多い。

「大阪府統計年鑑[10]」と「数字で見るきしわだ」によると、1日の平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 8,056
1998年 7,660
1999年 7,408
2000年 7,337
2001年 7,257
2002年 7,129
2003年 7,114
2004年 7,072
2005年 6,972
2006年 7,020
2007年 6,991
2008年 6,968
2009年 6,759
2010年 6,885
2011年 6,959
2012年 7,023
2013年 7,035
2014年 6,899
2015年 6,926
2016年 6,827
2017年 6,823
2018年 6,674
2019年 6,613
2020年 5,286
2021年 5,434

駅周辺 編集

旧来からの駅舎がある東側は、駅前から久米田寺の参道となる商店街が東伸している。西側には駅舎とともに整備された駅前広場を経て田畑や住宅地が広がり、800m程で国道26号に至る。

また、国道26号の前後にはかつて春木競馬場が位置していたため、阪和電気鉄道時代には競馬観客の輸送も行っていたが、これは南海山手線になったと同時に取り止めとなり、それを買収した国鉄でも競馬客輸送を行わなかった。

バス路線 編集

南海ウイングバスが乗り入れるが、駅前バスターミナルが存在しないため、幹線道路沿いの停留所の形で、複数個所に分散している。

久米田駅前

大阪府道231号春木大町線沿い、大町交差点近くの踏切付近)

  • 東ヶ丘線
    • 661・663:和泉中央駅
    • 662・664:岸和田駅
      • この停留所を発着する系統は、両方向とも1時間に1本程度の運行となる。但し、平日は665・666系統が運行される時間帯を除く。
久米田駅前

大阪府道30号大阪和泉泉南線沿い、久米田駅前交差点付近)

  • 東ヶ丘線
    • 665系統:和泉中央駅
    • 666系統:岸和田駅前
      • この停留所を発着する系統は平日のみ1本ずつの運行となる。
久米田

(岸和田市道久米田山滝線沿い、亀井病院・NTT西日本山直ビル前)※駅から南へ約300m離れている。

  • 牛滝線
    • 611系統:牛滝山
    • 613系統:白原車庫
      • 日中は内畑まで1時間に1本程度の運行。その先は牛滝山行きが1日数本で、他は白原車庫行きとなる。
    • 611・613系統:岸和田駅前
      • 日中は1時間に1本程度の運行。

隣の駅 編集

西日本旅客鉄道(JR西日本)
R 阪和線
関空快速・紀州路快速・快速・直通快速
通過
区間快速・普通
和泉府中駅 (JR-R37) - 久米田駅 (JR-R38) - 下松駅 (JR-R39)

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、367頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。 
  3. ^ 天王寺鉄道管理局三十年写真史P276「駅の変せん」
  4. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  5. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  6. ^ 阪和線 久米田駅 西口改札の供用開始について”. 西日本旅客鉄道株式会社. 2023年12月8日閲覧。
  7. ^ 報道発表「JR阪和線久米田駅西側改札及びアクセス道路が供用開始します」 - 岸和田市公式ウェブサイト”. 2023年12月8日閲覧。
  8. ^ 竹田辰男『阪和電気鉄道史』鉄道資料保存会、1989年、207頁。ISBN 978-4885400612 
  9. ^ a b 久米田駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月28日閲覧。
  10. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府

関連項目 編集

外部リンク 編集