亜鉛緑礬(あえんりょくばん、zincmelanterite)は硫酸塩鉱物の一種。緑礬グループに属する。

亜鉛緑礬
分類 硫酸塩鉱物
化学式 (Zn,Mn,Mg,Fe)SO4・7H2O
結晶系 単斜晶系
モース硬度 2
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
テンプレートを表示

化学組成は (Zn,Cu,Fe)SO4•7H2O と表され、亜鉛を含む(端成分としては硫酸亜鉛の七水塩となる)。単斜晶系。薄い黄色から黄緑色で、軟らかい。モース硬度は2、比重は2.02。脱水によりビアンキ石(六水塩)、ボイル石(四水塩)、ガニング石(一水塩)などになる。

1920年、アメリカコロラド州ガニソン郡のVulcan鉱区で発見された。緑礬 (melanterite, FeSO4•7H2O) への類似性と、亜鉛を含んでいることから「zinc-melanterite」と名付けられた。2008年国際鉱物学連合によりハイフンが廃されて現在の名称となった。

日本では北海道上国鉱山に産する。

関連項目 編集

参考文献 編集

外部リンク 編集