交響曲第4番 (モーツァルト)

交響曲第4番 ニ長調 K. 19 は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが10歳の時に作曲した交響曲である。

概要 編集

音楽・音声外部リンク
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カール・ベーム指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏。
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トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンサートによる演奏。
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以上の演奏は何れもYouTubeアートトラック公式収集による。

モーツァルトは、1764年の4月から翌年の1765年の7月まで父レオポルトと姉ナンネルと共にロンドンに滞在していた。この曲は同地で作曲された最初期の5曲の交響曲(現在はK. 16K. 16a、K. 19、K. 19aの4曲のみ現存)のうちのひとつで、父レオポルトが病気で倒れた1765年に、ロンドンかオランダハーグで作曲されたと推測されている。

作品にはカール・フリードリヒ・アーベルや、尊敬していたヨハン・クリスティアン・バッハの影響が大きくあらわれているが、第1楽章の転調する部分はカール・フィリップ・エマヌエル・バッハの影響が見られる。

楽器編成 編集

曲の構成 編集

3楽章の構成で、典型的なイタリア風序曲の形式を採っている。演奏時間は約11分。

  • 第1楽章 アレグロ
    ニ長調、4分の4拍子。
     
  • 第2楽章 アンダンテ
    ト長調、4分の2拍子。
  • 第3楽章 プレスト
    ニ長調、8分の3拍子。

外部リンク 編集