仕様及び記述言語(しようおよびきじゅつげんご、SDL: Specification and Description Language)は、システムの仕様を記述するための言語であり、曖昧さのない仕様記述を実現するために作られた。主な対象は受動的な分散システムである。スウェーデン計算機科学者イヴァー・ヤコブソンは、ソフトウェア開発を行うために青写真 (blueprints) が必要であると考え、仕様記述言語SDL(Specification and Description Language) の最初の版の開発者の一人となり、SDLは電話業界での標準となった(ITU-T勧告)。

概要 編集

ITU-T (Recommendations Z.100 to Z.106) に定義されている。 元々は通信システムのプロトコル仕様の記述法であったが、現在はそれに加えてプロセス制御やリアルタイム・アプリケーションにも使用されている。グラフィカル表記とテキスト表記があるが、どちらでも同じ内容を記述できる。有限状態機械と階層的なブロック分割を、基本としている。 形式仕様記述の一種として使用でき、構成と状態遷移を網羅することで、漏れのない完全な設計に用いることができる。

脚注 編集

外部リンク 編集

関連項目 編集