伊藤 冨雄(いとう とみお、1920年6月27日 - 2003年11月25日)は、日本の土木工学者。工学博士京都大学[1]大阪大学名誉教授大阪工業大学名誉教授・第8代学長[2]土木学会名誉会員[3]地盤工学会関西支部元支部長[4]日本地下水理化学研究所元理事長。

専門は地盤工学土質工学建設工学(特にトンネル工学)。

経歴 編集

1920年神奈川県横浜市生まれ。1943年9月京都帝国大学工学部土木工学科卒業。1958年工学博士(京都大学)。1969年土質工学会功労章受章。

1947年大阪大学工学部講師となり、助教授を経て、1962年教授[5]。1984年に定年後[2]大阪工業大学工学部土木工学科教授。1987年から1994年まで大阪工業大学第8代学長を務めた。1994年大阪工業大学名誉教授、勲二等旭日重光章受章[6]

大阪大学・大阪工業大学工学部で、40年以上の長きに渡り地盤工学・トンネル工学の第一人者として研究に従事。大阪大学では、構築工学科[7]の創設期より関わり、土木工学の育成に大きく貢献した[8]。また、大阪工業大学では、同大学構造実験センター(現:八幡工学実験場)初代所長も務め、土木工学の産学連携に大きく貢献した[9]

脚注 編集