光孝海山(こうこうかいざん)とは、北太平洋天皇海山群に位置する海山。約4,800万年前に形成されたとされ、その頂上は海面下約301メートルである。

光孝海山
北太平洋海底の地形図。最上部に光孝海山を含む天皇海山群がある。
頂上深度 約301 m (988 ft)
所在地
所在地 北太平洋、カムチャツカ半島
座標 北緯35度15分 東経171度35分 / 北緯35.250度 東経171.583度 / 35.250; 171.583座標: 北緯35度15分 東経171度35分 / 北緯35.250度 東経171.583度 / 35.250; 171.583
地質
種別 平頂海山
火山/ 天皇海山群
形成時期 4,800万年前
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概要 編集

この海山は1972年に、トーマス・デイビス光孝天皇の名前を取って命名された。形状としては細長い平頂海山であり、深海平原からは5,000m程の高さがある。

この海山の調査は国際深海掘削計画によって行われた。この調査において、北西部から枕状溶岩が採掘され、4,000万年前に形成されたものが発見されている。溶岩に限らなければ5,260万年前の岩も発見されている。また、頂上は炭酸カルシウム泥岩等で構成されている。また、始新世初期の頃のと考えられる微化石も発見された。

また、この場所における太平洋プレートの深さは9キロメートル程度と推測されている。

関連項目 編集