出獄』(しゅつごく、Call Northside 777)は1948年アメリカ合衆国映画。監督はヘンリー・ハサウェイ、出演はジェームズ・ステュアートなど。

出獄
Call Northside 777
予告編より
監督 ヘンリー・ハサウェイ
脚本 ジェローム・キャディ
ジェイ・ドラットラー
レナード・ホフマン
クエンティン・レイノルズ
原作 ジェームズ・マクガイア
製作 オットー・ラング
出演者 ジェームズ・ステュアート
音楽 アルフレッド・ニューマン
撮影 ジョー・マクドナルド
編集 J・ワトソン・ウェッブ・Jr
配給 20世紀フォックス
公開 アメリカ合衆国の旗 1948年2月13日
日本の旗 1949年5月28日
上映時間 111分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
興行収入 270万ドル[1]
テンプレートを表示

1932年に発生した実在の冤罪事件Majczek and Marcinkiewicz)を基にしたセミ・ドキュメンタリータッチのフィルム・ノワール作品。1949年アメリカ探偵作家クラブによるエドガー賞では、最優秀映画脚本賞を受賞した。

ストーリー 編集

キャスト 編集

役名 俳優 日本語吹替
NETテレビ
P・J・マクニール ジェームズ・ステュアート 原田一夫
フランク・ヴィーツェック リチャード・コンテ 若本紀夫
ブライアン・ケリー リー・J・コッブ 水島晋
ローラ・マクニール ヘレン・ウォーカー英語版 塚田恵美子
ワンダ・スクトニク ベティー・ガルデ英語版 京田尚子
ナレーション トルーマン・ブラッドリー英語版  黒沢良
不明
その他
塩見竜介
稲葉まつ子
安田隆
村松康雄
松岡文雄
谷口節
秋元千賀子
木原規之
油谷佐和子
篠原大作
宮下勝
村山明
演出 中野寛次
翻訳 浅川寿子
効果 重秀彦
調整 飯塚秀保
制作 東北新社
解説
初回放送 1972年9月13日
『映画招待席』

スタッフ 編集

制作 編集

1947年1月24日ドキュメンタリー形式で撮影されると発表。20世紀フォックスは事件関係者から必要な法的許可を得て、映画の資料を集めるためにプロデューサーのオットー・ラング英語版と作家のレオナルド・ホフマンをシカゴに派遣した。脚本は最終的に、クエンティン・レイノルズ英語版ジェイ・ドラットラー英語版がホフマンに加わり完成した。

キャスティングに関して、ニューヨーク・タイムズの3月7日のレポートによると、当初の20世紀フォックスはヘンリー・フォンダを主演に希望したが、フォンダは『哀しみの恋』への出演が決まったため、主演はジェームズ・ステュアートとなった。元々ブライアン・ケリー役にはロイド・ノーラン英語版が内定していたが、最終的にリー・J・コッブが演じることとなった。その他、助演には主に新人や一線での活動が無かった者が多く、当時「新しい顔ぶれ」と評されている[2]

1972年に放映された、NET版の日本語吹き替えに準主役級の吹き替えで出演した8人の声優は、当時黒沢良が主催するアテレコ教室を卒業したばかりの新人声優(若本規夫など)が起用されている。

出典 編集

外部リンク 編集