刺国大神(さしくにおおかみ)は、日本神話の神。
『古事記』では刺国大神、粟鹿神社の書物『粟鹿大明神元気記』では佐斯久斯布刀比売(さしくしふとひめ)と表記される。
『古事記』においは刺国若比売の親(父)として名前のみ登場。
刺国大神の「刺す」は「標(しめ)」を刺すこと、占有すること、「大」は刺国若比売に対応する親の意と解し、名義は「国を占有する親」と考えられる[1]。
刺国若比売の父とされており、娘は淤美豆奴神の子の天之冬衣神と大国主大神を産んでいる。