加藤陸次樹

日本のサッカー選手

加藤 陸次樹(かとう むつき、1997年8月6日 - )は、埼玉県熊谷市出身のプロサッカー選手Jリーグサンフレッチェ広島所属。ポジションはフォワード(FW)

加藤 陸次樹
名前
愛称 ムツ
カタカナ カトウ ムツキ
ラテン文字 KATO Mutsuki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1997-08-06) 1997年8月6日(26歳)
出身地 埼玉県熊谷市[1]
身長 178cm
体重 69kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 サンフレッチェ広島
ポジション FW
背番号 51
利き足 右足[1]
ユース
2006-2009 江南南サッカー少年団(熊谷市立妻沼小学校)
2010-2012 クマガヤSC(熊谷市立妻沼東中学校)
2013-2015 サンフレッチェ広島ユース広島県立吉田高等学校
2016-2019 中央大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2020 ツエーゲン金沢 42 (13)
2021-2023 セレッソ大阪 78 (16)
2023- サンフレッチェ広島 13 (5)
代表歴2
2014  日本 U-17 5 (3)
2015  日本 U-18 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年12月21日現在。
2. 2015年11月15日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴 編集

小学校3年生の時に、江南南サッカー少年団で本格的にサッカーを始めた[1]庄司朋乃也は中学校の同級生[2]クマガヤSCを経て、高校年代はサンフレッチェ広島ユースに所属。2014年からはトップチームに2種登録され[3][4]、各年代別の日本代表でのプレーも経験した[5][6]2015年高円宮杯プレミアリーグWESTで得点王となった[1]。しかしトップチーム昇格は叶わず、中央大学へ進学[1]。卒業直前に、2度目のサンフレッチェ入団テストを受けたもののまたしても不合格となった[7]

唯一のオファーだったツエーゲン金沢2020年より、加入した[8]。加入初年度から主力として活躍した。8月16日、第16節の京都サンガF.C.戦で4試合連続ゴールを決めて勝利に貢献した[9]

2021年より、セレッソ大阪に完全移籍で加入した[10]。2021年3月13日、第4節の横浜FC戦では移籍後初のJ1初ゴールを決めた。[11] 9月5日(日)アウェイで行われたルヴァンカップ準々決勝2ndレグのG大阪戦ではチームの2点目を決めて4-0の完勝、準決勝進出に貢献し[12]10月10日ルヴァンカップ・準決勝2ndレグの浦和レッズ戦では決勝ゴールをきめて1-0で勝利、決勝進出に貢献した[13]が、決勝でチームは敗れた。ACLを含めてセレッソ大阪が出場したすべての大会で得点を記録した。

2022年に背番号を「8番」と同様にセレッソ大阪の特別な背番号であり[14]、前年には大久保嘉人が着用した「20番」に変更。ルヴァンカップ準々決勝川崎フロンターレとの第2戦、0-2の苦しい状況で後半90分に反撃の狼煙をあげる得点で、チームを勢いづかせた[15]。その後チームは2点目を決め、チームの準決勝進出に貢献した[16]。決勝では先制点をきめたが、チームに退場者が出た上に直後にPKから失点、最終的に1-2で敗れた。チームは2年連続で準優勝だった。

2023年はレオ・セアラの加入により当初はベンチだったが、チームのフォーメーション変更によりレオ・セアラとの2トップでレギュラーに復帰した。4節のサガン鳥栖戦、11節のガンバ大阪戦では決勝点を決めた。しかし、7月の中断期間中にサンフレッチェ広島からのオファーを受けて、完全移籍でユース以来となる広島に加入した。C大阪は加藤と複数年契約を結んでおり、広島が満額移籍金を支払い獲得した[17][18][19]。加入後のホーム初戦の浦和戦では同点ゴールを奪い、広島移籍後初得点。その後も主にシャドーのスタメンとして攻守に躍動し、5得点を記録。最終的にチームを3位に導く活躍を見せた。

人物 編集

  • 南葛SC所属のサッカー選手の加藤威吹樹は双子の兄。ユース時代は「加藤ツインズ」と呼ばれ、大学で進路が分かれるまで幼少から同じチームに所属していた[20]

所属クラブ 編集

個人成績 編集

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2020 金沢 17 J2 42 13 - - 42 13
2021 C大阪 29 J1 35 7 5 2 4 2 44 11
2022 20 26 6 11 5 4 1 41 12
2023 17 3 6 0 1 0 24 3
広島 51 13 5 0 0 - 13 5
通算 日本 J1 91 21 22 7 9 3 122 31
日本 J2 42 13 - - 42 13
総通算 133 34 22 7 9 3 164 44

代表歴 編集

脚注 編集

  1. ^ a b c d e 三須慶太 (2020年2月16日). “【金沢】FW加藤陸次樹、夢のドイツへ“元気ロード”歩む”. スポーツ報知. https://hochi.news/articles/20200215-OHT1T50187.html 2020年2月23日閲覧。 
  2. ^ マッチデープログラム”. 2022年11月19日閲覧。
  3. ^ 登録選手追加・変更・抹消のお知らせ』(プレスリリース)Jリーグ、2014年9月5日https://www.jleague.jp/release/article-00006011/2020年2月23日閲覧 
  4. ^ 加藤 陸次樹”. コリサカ. 2020年2月23日閲覧。
  5. ^ U-17日本代表 国際ユースサッカーin新潟(7/15~21) メンバー・スケジュール』(プレスリリース)日本サッカー協会、2014年7月8日http://www.jfa.jp/national_team/u17/international_youth_soccer/news/00001213/2020年2月23日閲覧 
  6. ^ U-18日本代表 イングランド遠征(11/9~17@マンチェスター)メンバー・スケジュール』(プレスリリース)日本サッカー協会、2015年11月2日https://www.jfa.jp/national_team/news/00007803/2020年2月23日閲覧 
  7. ^ 広島】地方クラブの強化成功示す荒木隼人と加藤陸次樹の同門対決 証明された中長期的ビジョン”. 2022年9月6日閲覧。
  8. ^ 加藤陸次樹選手(中央大学) 来季加入内定のお知らせ』(プレスリリース)ツエーゲン金沢、2019年9月20日http://www.zweigen-kanazawa.jp/news/p3594.html2020年2月23日閲覧 
  9. ^ 中大出身ルーキーFW加藤陸次樹が止まらない4戦連発!! エース不在の金沢、ウタカ擁する京都に快勝ゲキサカ(2020年8月16日)2020年8月16日閲覧。
  10. ^ C大阪、J2金沢のFW加藤陸次樹を獲得 今季全試合出場13得点スポニチ(2020年12月27日)2020年12月27日閲覧。
  11. ^ C大阪23歳FW加藤陸次樹がJ1初ゴール! 今季J2から“個人昇格”「二桁得点が目標」ゲキサカ(2021年3月13日)2021年3月14日閲覧。
  12. ^ 2021Jリーグ YBC ルヴァンカップ 準々決勝 第2戦”. セレッソ大阪公式サイト. 2022年2月19日閲覧。
  13. ^ C大阪がルヴァン杯4大会ぶりVに王手! プロ2年目FW加藤陸次樹が値千金の決勝弾スポーツ報知(2021年10月10日)2021年10月13日閲覧。
  14. ^ 8番とは異なる形で受け継がれていくセレッソ大阪の背番号20番”. SPAIA. 2022年2月19日閲覧。
  15. ^ 2022Jリーグ YBC ルヴァンカップ 準々決勝 第2戦”. セレッソ大阪オフィシャルサイト. 2022年8月11日閲覧。
  16. ^ 2022Jリーグ YBC ルヴァンカップ 準々決勝 第2戦”. セレッソ大阪オフィシャルサイト. 2022年8月11日閲覧。
  17. ^ 加藤陸次樹選手 セレッソ大阪より完全移籍加入のお知らせ”. サンフレッチェ広島 オフィシャルサイト (2023年7月21日). 2023年7月21日閲覧。
  18. ^ 【C大阪】痛恨のエース流失の舞台裏 FW加藤陸次樹が電撃移籍を決めた理由は「広島愛」”. 2023年7月21日閲覧。
  19. ^ 【広島】C大阪からエース加藤陸次樹を電撃獲得 移籍金を支払い、シーズン中に異例の大物補強”. 2023年7月21日閲覧。
  20. ^ 石川祐介 (2019年12月4日). “金沢内定の中央大FW加藤陸次樹、双子の兄と離れた大学サッカー…プロでの共演願う”. ゲキサカ. https://web.gekisaka.jp/news/detail/?292074-292074-fl 2020年2月23日閲覧。 
  21. ^ a b c 中央大学サッカー部 Jリーグ内定選手 記者会見の開催について』(プレスリリース)中央大学、2019年11月25日https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2019/11/46755/l2020年2月23日閲覧 

関連項目 編集

外部リンク 編集