十二角形

12の辺と頂点を持つ多角形

十二角形(じゅうにかくけい、じゅうにかっけい、dodecagon)は、多角形の一つで、12本のと12個の頂点を持つ図形である。内角は1800°、対角線の本数は54本である。

正十二角形

正十二角形 編集

正十二角形においては、中心角外角は30°で、内角は150°となる。一辺の長さが a の正十二角形の面積Sは

  となる。

また、一辺ではなく外接円の半径を とする場合、面積は となる。

 を有理数と平方根で表すことが可能である。

 

正十二角形の作図 編集

正十二角形は定規とコンパスによる作図が可能な図形である。(下のアニメーション参照)

 
正十二角形の作図

正十二角形を用いたもの 編集

オーストラリア50セント硬貨50¢ coin)には正十二角形のものが使われている。

正十二角形を用いた平面充填模様の例 編集

 
正三角形と正十二角形
 
正方形正六角形と正十二角形
 
正三角形と正方形と正十二角形

その他十二角形に関する事項 編集

  • アナログの12時間時計は、時間を示す印を正十二角形の頂点に配置しているものが多い。
    • この12時間時計を使うと、日中であれば短針を太陽に向けた時に、12時の位置と短針の中間地点がという方位の測定ができる。(左記は北半球の場合。北回帰線南回帰線の間は特に注意が必要)
  • ペルーのクスコに有る12角の石(他に、13角の石や14角の石も有る)
 
12角の石

脚注 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

  • Weisstein, Eric W. "Dodecagon". mathworld.wolfram.com (英語).