十大名寺(じゅうだいめいじ、拼音shímíng音写:シィータァーミィンスゥ〉)とは、中国において、最も隆盛している寺院名数10で束ねた評価をいう。英語名は "Ten famous temples"[1]日本語では「中国十大名寺」ともいう[注 1]

名数10の選定を巡ってはさまざまな説がある。そもそも、歴史上いつから謳われ始めたのかも定かでなく、現代中国(中華人民共和国)になって観光目的で設けられた名数とも[誰によって?]考えられている。

十大名寺一覧 編集

湖南地図出版社(: 湖南地图出版社)が国内向けで2005年4月に出版した『中国地図冊(: 中国地图册)』によれば、十大名寺は次のとおりである(※2015年1月刊行の改訂版あり[2])。なお、百度百科ではこのリストを「説法二」として記しており、別のリストを「説法一」として記している[注 2]。ただ、出典を欠き、論拠未確認のため、注釈にて記載するに留める。

蘇州寒山寺開封相国寺をこれに加えるべきとするなどの説もある。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 「日本十大名寺」という日本語は今のところ存在しない。2010年代後期後半、中国のインターネット上の観光情報として中国語「日本十大名寺」をわずかに確認できるものの、定着には程遠い。なお、字面のうえで少し紛らわしいものに「十大寺」と「十五大寺」が日本史上の用語としてあるが、官寺の一種である「大寺」の実数を数えたものであって、名数ではない。
  2. ^ 十大名寺”. 公式ウェブサイト. 百度百科. 2019年9月3日閲覧。

出典 編集

  1. ^ 十大名寺”. 公式ウェブサイト. 百度百科. 2019年9月3日閲覧。
  2. ^ 全新 中国地图册. 湖南地图出版社. (2015-01-01). ISBN 978-7-8055-2658-4. http://www.hndtcbs.cn/hd/tjtc/cgts/201309/t20130927_182176.html 2019年9月3日閲覧。