十条台古墳群(じゅうじょうだいこふんぐん)は、東京都北区十条にある古墳群である。中十条2丁目にある3基の円墳跡と富士塚古墳からなる[1]

富士塚古墳

概要 編集

武蔵野台地北東縁に立地する小規模な円墳群で、利根川下流域における初現的な群集墳である。周辺の宅地開発によりほとんどの古墳は削平された。

1997・97・2000年に北区教育委員会によって発掘調査され、5基の周溝が検出された。

  • 十条台1号墳
  • 富士塚古墳
    • 円墳跡に溶岩を配して富士山を模すように整えられ、全体が十条冨士神社となっている[2]。1991年(平成3年)11月に、「十条冨士塚」として東京都北区指定有形民俗文化財に指定された[3]

脚注 編集

  1. ^ 大塚監修(2010)60頁。
  2. ^ 大塚監修(2010)61頁。
  3. ^ 十条冨士塚 北区飛鳥山博物館(2017年10月10日閲覧)。

参考文献 編集

関連項目 編集