南三原駅

千葉県南房総市和田町松田にある東日本旅客鉄道の駅

南三原駅(みなみはらえき)は、千葉県南房総市和田町松田にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)内房線である。

南三原駅
駅舎(2006年11月)
みなみはら
Minamihara
千歳 (3.6 km)
(4.6 km) 和田浦
地図
所在地 千葉県南房総市和田町松田148
北緯35度1分15.8秒 東経139度58分45.1秒 / 北緯35.021056度 東経139.979194度 / 35.021056; 139.979194座標: 北緯35度1分15.8秒 東経139度58分45.1秒 / 北緯35.021056度 東経139.979194度 / 35.021056; 139.979194
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 内房線
キロ程 102.2 km(蘇我起点)
千葉から君津経由で106.0 km
電報略号 ミハ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
[JR 1]399人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 1921年大正10年)6月1日[1]
備考 業務委託駅
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歴史 編集

駅名の由来 編集

「みなみみはらえき」などと間違えて読まれる場合があるが、正しい読み方は「みなはらえき」である。

この駅名は、合併で南房総市となる前のさらに前身、旧安房郡和田町に合併前の「南三原村」に所在したことから付いている[5]。その「南三原」の地名としての読みは「みなみみはら」「なみはら」「みなみはら」が混在している。

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。

木更津統括センター(館山駅)管理のJR東日本ステーションサービスによる業務委託駅。簡易Suica改札機が設置されている。

旧駅舎は、1921年大正10年)の開業時から利用されてきた。しかし、老朽化が目立ち始め、特に、トイレが汲取り式であったことも影響して、近隣住民からトイレだけでも改築出来ないかとの要請が和田町に多く寄せられていた[3]。そのような中で当時の和田町はトイレの新築を行うこととし、JR側と協議に入ったが、その後トイレの新設だけで無く駅舎を新築する方針となった。2002年平成14年)8月に工事に着手し、2003年(平成15年)2月17日竣工式を開催した[3]

旧駅舎は駅本屋が164.1 m2、トイレが13.1 m2であったが、新築後は37.265 m2が駅関連施設用となり、残りがトイレ、多目的ホールとなった。トイレは、多機能式トイレも設置されている[3]。また、駅舎中央部については、和田町の地域エネルギービジョンにより太陽光発電システムを設置しており、多目的ホールなどの電力を全てこれにて賄っている[3]

2010年(平成22年)2月10日より外房線PRC型自動放送(路線上は内房線であるが外房線CTCの管轄)が導入された。

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1 内房線 上り 館山千葉方面
2 下り 和田浦安房鴨川方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況 編集

2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員399人である[JR 1]

JR東日本および千葉県統計年鑑によると、近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1990年(平成02年) 1,061 [* 1]
1991年(平成03年) 1,037 [* 2]
1992年(平成04年) 972 [* 3]
1993年(平成05年) 970 [* 4]
1994年(平成06年) 914 [* 5]
1995年(平成07年) 870 [* 6]
1996年(平成08年) 784 [* 7]
1997年(平成09年) 738 [* 8]
1998年(平成10年) 719 [* 9]
1999年(平成11年) 684 [* 10]
2000年(平成12年) [JR 2]678 [* 11]
2001年(平成13年) [JR 3]611 [* 12]
2002年(平成14年) [JR 4]582 [* 13]
2003年(平成15年) [JR 5]554 [* 14]
2004年(平成16年) [JR 6]555 [* 15]
2005年(平成17年) [JR 7]539 [* 16]
2006年(平成18年) [JR 8]525 [* 17]
2007年(平成19年) [JR 9]510 [* 18]
2008年(平成20年) [JR 10]494 [* 19]
2009年(平成21年) [JR 11]481 [* 20]
2010年(平成22年) [JR 12]485 [* 21]
2011年(平成23年) [JR 13]492 [* 22]
2012年(平成24年) [JR 14]515 [* 23]
2013年(平成25年) [JR 15]533 [* 24]
2014年(平成26年) [JR 16]512 [* 25]
2015年(平成27年) [JR 17]502 [* 26]
2016年(平成28年) [JR 18]501 [* 27]
2017年(平成29年) [JR 19]487 [* 28]
2018年(平成30年) [JR 20]481 [* 29]
2019年(令和元年) [JR 21]453
2020年(令和02年) [JR 22]356
2021年(令和03年) [JR 23]394
2022年(令和04年) [JR 1]399

駅周辺 編集

 
道の駅ローズマリー公園

駅前は国道128号に面しており、国道沿いや千葉県道297号和田丸山線沿いには中小商店などが点在する。駅入口と反対側は田園地帯が広がる。

バス路線 編集

南三原駅前
南三原駅

隣の駅 編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
内房線
千歳駅 - 南三原駅 - 和田浦駅

脚注 編集

記事本文 編集

  1. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 31号 内房線・外房線・久留里線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年2月21日、14-15頁。 
  2. ^ a b 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、620頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b c d e 鉄道建築ニュース、2003年6月号、内房線南三原駅合築、pp42-43
  4. ^ a b Suicaをご利用いただけるエリアが広がります。』(PDF)(プレスリリース)東日本旅客鉄道、2008年12月22日。 オリジナルの2019年5月3日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190503211623/https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081218.pdf2019年7月30日閲覧 
  5. ^ 浅井建爾『駅名・地名 不一致の事典』東京堂出版、2016年8月30日、64頁。ISBN 978-4490108804 
  6. ^ 日本郵便における「+エコ郵便局」の取り組み~千葉県 丸山郵便局で CLT を活用した局舎を建設~ 日本郵政、2022年4月17日閲覧。

利用状況 編集

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
千葉県統計年鑑

関連項目 編集

外部リンク 編集