南方駅 (大阪府)

日本の大阪府大阪市淀川区にある阪急電鉄の駅

南方駅(みなみかたえき)は、大阪府大阪市淀川区西中島三丁目にある、阪急電鉄京都本線。駅番号はHK-61

南方駅
駅舎(改札は上下別)
みなみかた
Minamikata
HK-03 十三 (1.9 km)
(1.3 km) 崇禅寺 HK-62
地図左上は西中島南方駅
所在地 大阪市淀川区西中島三丁目17番3号[1]
北緯34度43分32.58秒 東経135度29分56.84秒 / 北緯34.7257167度 東経135.4991222度 / 34.7257167; 135.4991222座標: 北緯34度43分32.58秒 東経135度29分56.84秒 / 北緯34.7257167度 東経135.4991222度 / 34.7257167; 135.4991222
駅番号 HK61
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 京都本線
キロ程 1.9 km(十三起点)
大阪梅田から4.3 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
(特定日)36,475人/日
-2021年-
乗降人員
-統計年次-
(通年平均)30,280人/日
-2022年[利用客数 1]-
開業年月日 1921年大正10年)4月1日
乗換 西中島南方駅
Osaka Metro御堂筋線
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配線図[2]

すぐそばにOsaka Metro御堂筋線西中島南方駅があり、乗り換えが可能[1]。なお、地下鉄の駅名は「にしなかじま みなみた」、阪急は「みなみた」と、濁音・清音の違いがある。

歴史 編集

駅構造 編集

 
ホーム(後方は日清食品本社ビル)

相対式ホーム2面2線のホームを有する地上駅分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は上下線別で、各ホームに対して西端と中央付近の2か所に設けられている。改札内で両ホームを連絡する通路はない。

開業当初から長らくトイレは1号線ホームにしかなかったため、2号線ホームの乗客がトイレを利用する際は駅員の許可を得て、一旦改札を出て1号線ホームへ行く必要があり不便であったが、2009年(平成21年)10月以降2号線ホームにもトイレが設置された。

両ホームとも、中央付近の改札は平日のラッシュ時間帯に使用される臨時改札(出口専用)であったが、バリアフリー対応のため、2008年(平成20年)にエレベーターが設置された常設の改札口に改良された。

比較的狭い駅だが、新大阪駅近辺の開発が進み、オフィス街が構成された1970年代以降、駅の重要度は年々高まっている。2007年(平成19年)のダイヤ改正で準急が停車することとなったが、これは、一日を通して運転される基幹的な優等列車としては初めての停車である。

のりば 編集

号線 路線 方向 行先
1 京都本線 上り 淡路茨木市高槻市京都河原町北千里嵐山方面
2 下り 十三大阪梅田方面

※長らくのりば番号が設定されていなかったが、2007年(平成19年)3月17日のダイヤ改正に伴い割り当てられた。

踏切 編集

 
駅舎(左)と新御堂筋側道の踏切

新御堂筋の側道との交差場所に踏切がある。いわゆる開かずの踏切である。

利用状況 編集

2021年(令和3年)のある特定日における1日の乗降人員36,475人である。阪急電鉄全体では第22位[利用客数 1]

近年の1日あたりの利用状況推移は下記の通り。

年度別1日乗降・乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 特定日 1日平均
乗車人員
出典
乗降人員 乗車人員
1990年(平成02年) 47,142 22,283 25,246 [* 1]
1991年(平成03年) - 29,000
1992年(平成04年) 46,456 22,410 26,368 [* 2]
1993年(平成05年) - 27,792
1994年(平成06年) - 26,206
1995年(平成07年) 45,616 21,260 25,325 [* 3]
1996年(平成08年) 47,150 21,680 26,336 [* 4]
1997年(平成09年) 47,033 21,867 24,619 [* 5]
1998年(平成10年) 45,694 21,153 23,055 [* 6]
1999年(平成11年) - 22,619
2000年(平成12年) 42,744 20,474 22,273 [* 7]
2001年(平成13年) 42,618 20,088 21,817 [* 8]
2002年(平成14年) 41,121 19,473 21,331 [* 9]
2003年(平成15年) 39,899 18,779 21,097 [* 10]
2004年(平成16年) 37,794 17,875 20,701 [* 11]
2005年(平成17年) 37,799 17,813 19,734 [* 12]
2006年(平成18年) 38,118 17,792 19,131 [* 13]
2007年(平成19年) 40,520 19,059 18,923 [* 14]
2008年(平成20年) 41,095 19,161 19,824 [* 15]
2009年(平成21年) 39,608 18,774 20,460 [* 16]
2010年(平成22年) 40,238 19,187 20,381 [* 17]
2011年(平成23年) 41,043 19,633 21,013 [* 18]
2012年(平成24年) 41,042 19,710 21,525 [* 19]
2013年(平成25年) 41,768 19,869 22,068 [* 20]
2014年(平成26年) 41,829 20,270 22,235 [* 21]
2015年(平成27年) 42,242 20,237 23,095 [* 22]
2016年(平成28年) 42,853 20,647 22,570 [* 23]
2017年(平成29年) 44,095 21,131 23,234 [* 24]
2018年(平成30年) 43,641 20,920 23,737 [* 25]
2019年(令和元年) 42,886 20,574 [# 1]23,255 [* 26]
2020年(令和02年) 36,488 17,582 [# 2]16,812 [* 27]
2021年(令和03年) 36,475 17,621 [# 3]17,944 [* 28]

駅周辺 編集

駅近くに御堂筋線の西中島南方駅がある他、700メートルほど北にJR新大阪駅が立地しており、徒歩連絡も可能である[3]。当駅周辺は新大阪駅から連坦する市街地で、オフィスビルホテルマンションのオフィス街や、居酒屋風俗店などの歓楽街が雑然と入り混じっている。

バス路線 編集

最寄停留所は地下鉄西中島南方となる。以下の路線が乗り入れ、大阪シティバスにより運行されている。

乗車券払戻しの特例 編集

崇禅寺駅以東の阪急線各駅で発売されているOsaka Metroへの連絡きっぷは天六(天神橋筋六丁目駅)経由で利用すると決められており、梅田駅や南方駅での乗り換えはできないことが各駅に明記されているが、誤乗した利用客に対応するための特例として、天六経由の地下鉄連絡切符を南方駅2号線の自動精算機に投入すると、収受額から阪急線内の運賃を差し引いた残額が払い戻される。この時に発券される出場券には、「払戻額」が明記される。

この場合、当然であるが隣接するOsaka Metro西中島南方駅から目的駅までの乗車料金よりも前述の払戻額のほうが低額であったとしても、その差額は追加負担となる。

なお、この特例は公式に知らされていないものの、かつては精算機付近にその旨が記述されていた。

隣の駅 編集

阪急電鉄
京都本線
快速特急・特急・通勤特急・準特急
通過
急行・準急
十三駅 (HK-03) - 南方駅 (HK-61) - 淡路駅 (HK-63)
普通
十三駅 (HK-03) - 南方駅 (HK-61) - 崇禅寺駅 (HK-62)

脚注 編集

出典 編集

  1. ^ a b 『阪急ステーション』阪急電鉄株式会社コミュニケーション事業部〈阪急ワールド全集 4〉、2001年、88頁。ISBN 4-89485-051-6 
  2. ^ オフィスJ.B、旭和則『都市鉄道完全ガイド 関西私鉄・地下鉄 2022-2023年版』双葉社、2022年8月31日、7頁。
  3. ^ a b c d e f 生田誠『阪急京都線・千里線 街と駅の1世紀』彩流社〈懐かしい沿線写真で訪ねる〉、2013年、4-6・12-13頁頁。ISBN 978-4-7791-1726-8 
  4. ^ 草町, 義和. “阪急阪神、駅ナンバリングを導入へ…三宮駅は「神戸三宮」に改称”. レスポンス(Response.jp). 2013年5月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月12日閲覧。
  5. ^ 〜すべてのお客様に、よりわかりやすく〜「西山天王山」駅開業にあわせて、「三宮」「服部」「中山」「松尾」4駅の駅名を変更し、全駅で駅ナンバリングを導入します (PDF) - 阪急阪神ホールディングス、2013年4月30日

利用状況の出典 編集

私鉄の利用客数
  1. ^ a b 駅別乗降人員 - 阪急電鉄
私鉄の統計データ
  1. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  2. ^ 大阪市統計書 - 大阪市
大阪府統計年鑑
大阪市統計書

関連項目 編集

外部リンク 編集