南西州(なんせいしゅう)(英語:Southwest Province、フランス語:Province du Sud-Ouest)は、カメルーン西部のナイジェリア国境山岳地帯にあるである。この山地で最も高いカメルーン山Cameroon Mt.)で、標高4,070mである。山のすぐ南はギニア湾で、その先には赤道ギニア共和国首都が置かれているビオコ島(マシアスヌグエマ島)が浮かぶ。面積24,571km2、人口838,042人(1987年)。州都はブエアBuéa)である。旧イギリス領カメルーンに属しており、住民投票の結果1961年に旧仏領と統合された。南西部はバカシ半島である。

南西州

Province du Sud-Ouest
Southwest Province
南西州の位置
南西州の位置
カメルーンの旗 カメルーン
州都 ブエア
面積
 • 合計 25,410 km2
人口
(2015年)
 • 合計 1,553,320人
 • 密度 61人/km2
等時帯 UTC+1 (WAT)
ISO 3166コード CM-SW

2017年、カメルーンから独立を主張するグループが、南西州を含む旧イギリス統治エリアをアンバゾニアとして分離する独立宣言を行い、カメルーン政府との間で武力衝突が激化した。翌2018年以降も、独立派と治安部隊双方に多数の死者が生じている[1]

隣接州 編集

下位行政区画 編集

 
南西州の県

脚注 編集

  1. ^ カメルーン英語圏独立派、治安部隊員ら180人超殺害 政府が報告書”. AFP (2018年6月21日). 2018年11月5日閲覧。

関連項目 編集