印場駅

日本の愛知県尾張旭市にある名古屋鉄道の駅

印場駅(いんばえき)は、愛知県尾張旭市にある、名鉄瀬戸線である。駅番号はST13

印場駅
南口(2023年11月)
いんば
IMBA
ST12 大森・金城学院前 (1.5 km)
(0.9 km) 旭前 ST14
地図
所在地 愛知県尾張旭市印場元町北山4406-3
北緯35度12分40秒 東経137度0分40秒 / 北緯35.21111度 東経137.01111度 / 35.21111; 137.01111座標: 北緯35度12分40秒 東経137度0分40秒 / 北緯35.21111度 東経137.01111度 / 35.21111; 137.01111
駅番号 ST  13 
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 瀬戸線
キロ程 12.2 km(栄町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 相対式 2面2線
乗降人員
-統計年度-
5,026人/日
-2022年令和4年)[1]-
開業年月日 1995年平成7年)12月22日
備考 2006年(平成18年)より無人化。
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尾張旭市の最西端にある。

歴史 編集

駅の開設は瀬戸線開業当時に遡るが、第二次世界大戦中に休止され、後に廃止となった。瀬戸線開業当時には車両整備工場も併設されていた。

その後、1995年平成7年)に周辺の宅地開発の進展に伴い復活し、元の場所より約200m栄町寄りに再開業した。名鉄では当駅開業以来、既設路線では10年間駅を新設していなかった[注釈 1]。駅再開業と同時に東側にあった踏切が廃止になった。

年表 編集

駅構造 編集

相対式2面2線ホーム地上駅[3]。ホームの有効長は6両分相当。駅舎は地下にあり、改札口は地下の南北自由通路に設置されている[3]。エレベーターは各ホームに1基ずつ設置されている。改札外のエレベーターは南口側にのみ設置されており、北口側はすぐ急な坂があるため設置されていない。

また、ホーム東端のスロープの先に臨時改札口があり、車椅子を利用している人などのための出入口として利用される(事前に電話による申し込みが必要)。

駅南側には、小規模ながらもバスターミナルを含めた駅前広場が整備されている。

番線 路線 方向 行先
1 ST 瀬戸線 下り 尾張瀬戸方面[6]
2 上り 栄町ゆき[6]

配線図 編集

印場駅 構内配線略図

尾張瀬戸方面
 
大曽根・
栄町方面
凡例
出典:[7]


駅周辺 編集

名古屋市との市境に近く、国立病院機構東尾張病院などは守山区になる。再開業当初は未開発で周辺に建物はほとんどなかったが開業後は少しずつ開発が進んでいる。駅のすぐ北側は急な斜面になっている。

バス 編集

最寄りの停留所は、南口駅前交通広場にある名古屋市営バス名古屋市交通局)の名鉄印場(名古屋市営バス、2020年令和2年)10月1日に印場駅から改称)とあさぴー号の印場駅となる。以下の路線が乗り入れている。当駅は名古屋市ではなく尾張旭市に位置するが、名古屋市営バスが2001年(平成13年)のダイヤ改正時より駅前に乗り入れている(それまでは隣の大森霞ケ丘が終点だった)。また、駅南東にある平安会館尾張旭斎場の近くに印場停留所もあり、こちらは藤丘12出入庫系統が経由し、高蔵寺行きのゆとりーとラインと出入庫系統が出ている。

2003年(平成15年)までは名鉄バスも当駅周辺を経由し、藤が丘森林公園ゴルフ場前や中志段味などを結んでいた。

名古屋市営バス(名古屋市交通局)名鉄印場バス停

2022年(令和4年)4月の再編で曽根11は名鉄印場停留所には来なくなった。

あさぴー号(尾張旭市営バス)印場駅バス停
  • 西ルート:右回り市役所行、左回り市役所行

※ 旭労災病院への無料送迎バスも南口の駅前広場を発着している。

利用状況 編集

  • 『名鉄120年:近20年のあゆみ』によると2013年度当時の1日平均乗降人員は4,833人であり、この値は名鉄全駅(275駅)中87位、瀬戸線(20駅)中11位であった[8]
  • 「尾張旭市の統計」、「移動等円滑化取組報告書」によると、当駅の一日平均乗降人員は以下の通り推移している[9][10]
年度 1日平均
乗降人員
2003年 3,753
2004年 3,850
2005年 3,920
2006年 4,022
2007年 4,255
2008年 4,359
2009年 4,338
2010年 4,376
2011年 4,518
2012年 4,651
2013年 4,833
2014年 4,910
2015年 5,134
2016年 5,228
2017年 5,439
2018年 5,523
2019年 5,526
2020年 4,615

隣の駅 編集

名古屋鉄道
ST 瀬戸線
急行
通過
準急普通
大森・金城学院前駅(ST12) - 印場駅(ST13) - 旭前駅(ST14)

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 10年後に新設された駅は空港線りんくう常滑駅である。空港線は2004年平成16年)に空港関係者限定で暫定開業しているがりんくう常滑駅は通過していた。そのため開業日は空港線が一般開業した2005年(平成17年)と同時となっており、手続き上は途中駅新設という形式になっている。これを除くと となる。

出典 編集

  1. ^ 令和4年度 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)” (PDF). 名古屋鉄道. 2023年7月1日閲覧。
  2. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、183頁。 
  3. ^ a b c 「名鉄印場駅が22日開業」『交通新聞』交通新聞社、1995年12月15日、1面。
  4. ^ 寺田裕一『改訂新版 データブック日本の私鉄』ネコ・パブリッシング、2013年、258頁。ISBN 978-4777013364 
  5. ^ 瀬戸線 印場駅のエレベーター、バリアフリートイレ使用開始について
  6. ^ a b 印場(ST13)(いんば) 路線一覧”. 名古屋鉄道. 2021年10月3日閲覧。
  7. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  8. ^ 名鉄120年史編纂委員会事務局(編)『名鉄120年:近20年のあゆみ』名古屋鉄道、2014年、160-162頁。 
  9. ^ 市の統計 - 尾張旭市
  10. ^ 移動等円滑化取組計画書・報告書 - 名古屋鉄道

関連項目 編集

外部リンク 編集